オンコビン

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ビンクリスチン

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/04 10:55:47」(JST)

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ビンクリスチン(オンコビン)は細胞分裂の際に、染色体を新しい細胞に移す役目をする 微小管の働きを阻害することで、抗腫瘍効果を発揮します。多剤との併用によりさまざま ながん治療に用いられており、とくに小児がんでは、最もよく使用されている薬のひとつと ...
2008年4月7日 ... 独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービスのウェブ サイトです.

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オンコビン(成分名 オンコビン注射用1mgオンコビンオンコビン注射用1mgオンコビン(成分名 オンコビン注用

添付文書

薬効分類名

  • 抗悪性腫瘍剤

販売名

オンコビン注射用1mg

組成

  • オンコビン注射用1mgは、1バイアル中に次の成分を含有する。

有効成分・含有量

  • ビンクリスチン硫酸塩 1mg

添加物・含有量

  • 乳糖水和物 10mg

禁忌

(次の患者又は部位には投与しないこと)

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
  • 脱髄性シャルコー・マリー・トゥース病の患者
    [「重要な基本的注意」の項参照]

次の部位には投与しないこと

髄腔内

  • [「適用上の注意」2.投与経路の項参照]


効能または効果

  • 白血病(急性白血病、慢性白血病の急性転化時を含む)
  • 悪性リンパ腫(細網肉腫、リンパ肉腫、ホジキン病)
  • 小児腫瘍(神経芽腫、ウィルムス腫瘍、横紋筋肉腫、睾丸胎児性癌、血管肉腫等)
  • 以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法
  • 多発性骨髄腫
  • 悪性星細胞腫、乏突起膠腫成分を有する神経膠腫
  • 通常、ビンクリスチン硫酸塩として小児0.05〜0.1mg/kg、成人0.02〜0.05mg/kgを週1回静脈注射する。
    ただし、副作用を避けるため、1回量2mgを超えないものとする。

多発性骨髄腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合

  • ドキソルビシン塩酸塩、デキサメタゾンリン酸エステルナトリウムとの併用において、標準的なビンクリスチン硫酸塩の投与量及び投与方法は、1日量0.4mgを24時間持続静脈注射する。これを4日間連続で行い、その後17〜24日間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。

悪性星細胞腫、乏突起膠腫成分を有する神経膠腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合

  • ビンクリスチン硫酸塩として1.4mg/m2(体表面積)を、2回静脈注射する。1回目の投与の3週間後に2回目の投与を行い、6〜8週を1クールとし、投与を繰り返す。
    ただし、副作用を避けるため、1回量2mgを超えないものとする。
  • 外国では体重10kg以下の小児への初期投与量を0.05mg/kg週1回静脈注射すべきであるとされている。
  • ドキソルビシン塩酸塩、デキサメタゾンリン酸エステルナトリウムとの併用において、24時間持続静脈注射を実施する場合は、中心静脈カテーテルを留置して投与すること。
  • 悪性星細胞腫、乏突起膠腫成分を有する神経膠腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法(プロカルバジン塩酸塩、ニムスチン塩酸塩、ビンクリスチン硫酸塩)においては、併用薬剤の添付文書及び関連文献(「抗がん剤報告書:プロカルバジン塩酸塩(脳腫瘍)」、「抗がん剤報告書:ビンクリスチン硫酸塩(脳腫瘍)」等)を熟読すること。

慎重投与

  • 肝障害のある患者
    [本剤の代謝及び排泄が遅延し副作用が増強する可能性がある。]
  • 腎障害のある患者
  • 骨髄抑制のある患者
    [本剤には骨髄抑制作用がある。]
  • 感染症を合併している患者
    [本剤には骨髄抑制作用があり、感染症を増悪させることがある。]
  • 神経・筋疾患の既往歴のある患者
    [末梢神経障害及び筋障害が強くあらわれることがある。]
  • 虚血性心疾患のある患者
    [心筋虚血症状が強くあらわれることがある。]
  • 水痘患者
    [致命的な全身障害があらわれることがある。]
  • 高齢者
    [「高齢者への投与」の項参照]

重大な副作用

末梢神経障害(神経麻痺、筋麻痺、痙攣等)

(頻度不明)

  • 運動性ニューロパチー(筋麻痺、運動失調、歩行困難、痙攣、言語障害、筋萎縮等)、感覚性ニューロパチー(知覚異常、知覚消失、しびれ感、神経痛、疼痛等)、自律神経性ニューロパチー(起立性低血圧、尿閉等)、脳神経障害(視神経萎縮、味覚障害、眩暈、眼振等の平衡感覚障害等)、下肢深部反射の減弱・消失等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には減量、休薬、中止等の適切な処置を行うこと。

骨髄抑制

(頻度不明)

  • 汎血球減少、白血球減少、血小板減少、貧血があらわれることがある。異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、致命的な感染症(敗血症、肺炎等)や臓器出血等に至った報告がある。

錯乱、昏睡

(頻度不明)

  • 倦怠感、錯乱、昏睡、神経過敏、抑うつ、意識障害等があらわれることがある。

イレウス

(頻度不明)

  • 腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹痛、腹部膨満あるいは腹部弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)をきたし、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止し、腸管減圧法等の適切な処置を行うこと。

消化管出血、消化管穿孔

(頻度不明)

  • 消化管出血や消化管穿孔があらわれることがあり、致命的な出血や腹膜炎に至ることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)

(頻度不明)

  • 低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム増加、高張尿、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、水分摂取の制限等の適切な処置を行うこと。

アナフィラキシー様症状

(頻度不明)

  • アナフィラキシー様症状(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

心筋虚血

(頻度不明)

  • 心筋梗塞、狭心症、心電図上虚血所見が発現したとの報告がある。

脳梗塞

(頻度不明)

  • 脳梗塞が発現したとの報告がある。

難聴

(頻度不明)

  • 一過性又は永続的な難聴があらわれることがある。

呼吸困難及び気管支痙攣

(頻度不明)

  • 呼吸困難及び気管支痙攣が発現したこと、また、これらの症状はビンカアルカロイド製剤とマイトマイシンCとの併用時に発現しやすいことが報告されている。このような症状が発現した場合には本剤の投与を中止すること。

間質性肺炎

(頻度不明)

  • 間質性肺炎があらわれることがあるので異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

肝機能障害、黄疸

(頻度不明)

  • AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

薬理作用

動物移植性腫瘍に対する抗腫瘍効果5)

  • 本剤はマウスのP-1534白血病、S-180腹水型腫瘍及びB-82A白血病に対して著明な生存日数の延長をもたらし、また、マウスのRidgeway骨肉腫に対しても、明らかな腫瘍増殖抑制効果を示した。

細胞学的効果6),7)

  • 細胞の有糸分裂の中期に紡錘体へ作用し、典型的な中期停止(metaphase arrest)像を示す。

作用機序8)

  • 本剤の作用機序の詳細はまだ明らかにされていないが、紡錘体を形成している微小管のチュブリンに結合することにより、細胞周期を分裂中期で停止させると考えられている。

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • ビンクリスチン硫酸塩
    Vincristine Sulfate
    (初期にはLeurocristineの名称で記載された。)

略号

  • VCR、LCR

化学名

  • Methyl(3aR,4R,5S,5aR,10bR,13aR)-4-acetoxy-3a-ethyl-9-[(5S,7S,9S)-5-ethyl-5-hydroxy-9-methoxycarbonyl-1,4,5,6,7,8,9,10-octahydro-3,7-methano-3-azacycloundecino[5,4-b]indol-9-yl]-6-formyl-5-hydroxy-8-methoxy-3a,4,5,5a,6,11,12,13a-octahydro-1H-indolizino[8,1-cd]carbazole-5-carboxylate monosulfate

分子式

  • C46H56N4O10・H2SO4

分子量

  • 923.04

性状

  • ビンクリスチン硫酸塩は、白色〜淡黄白色の粉末である。
    水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。吸湿性である。


★リンクテーブル★
リンク元ビンクリスチン」「抗腫瘍性植物成分製剤」「DAV・フェロン療法」「EMA/CO療法
関連記事ビン

ビンクリスチン」

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vincristine, VCR
硫酸リューロクリスチン leurocristine sulfate
硫酸ビンクリスチン vincristine sulfate 
ONCO-TCSONCOVINVINCASAR PFSオンコビン oncovin


  • first aid step1 2006 p.84,310

特徴

構造

作用機序

  • M-phase-specific alkaloids that bind to tubulin and block polymerization of microtubules so that mitotic spindle cannot form (first aid step1 2006 p.310)

適応

  • part of the MOPP (Oncovin [vincristine]) regimen for lymphoma, Wilms' tumor, choriocarcinoma(first aid step1 2006 p.310)
  • MAPP regimen for Hodgkin disease, ALL lymphoma, CNS tumer, sarcoma, Wilms tumor

効能又は効果

副作用



抗腫瘍性植物成分製剤」

  [★]

商品


DAV・フェロン療法」

  [★]

DAV-feron治療
DAV治療悪性黒色腫
  • 悪性黒色腫に対する化学療法のregimen
  • DAV療法単独で行う場合もある。

DAV・フェロン療法

EMA/CO療法」

  [★]

絨毛癌

ビン」

  [★]

bottle
ビンづめ




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