インターフェロンβ

出典: meddic

interferon-β IFN-β, interferon-beta
インターフェロン-β、(添付文書)インターフェロンベータβインターフェロン beta-interferon β-interferon
IFNβアボネックスフエロン
インターフェロン

概念

  • インターフェロンの一つ。
  • 線維芽細胞が産生する抗ウイルス性タンパク質。


IFN-β SMB.426

  • 種類:I型インターフェロン
  • 産生:線維芽細胞、上皮細胞など
  • 種類:1種類
  • 誘因:ウイルス、2本鎖RNA
  • 作用:抗ウイルス効果、抗腫瘍効果

適応


UpToDate Contents

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和文文献

  • Clinically isolated syndrome--多発性硬化症への進展予測と病態修飾療法の開始
  • 症例 インターフェロンβ-1b投与中の多発性硬化症に生じた尋常性乾癬
  • 長岡 悠美,今井 康友,津田 達也 [他]
  • 皮膚科の臨床 53(2), 273-276, 2011-02
  • NAID 40018707396

関連リンク

多くの場合「インターフェロン」というとIFN typeⅠ(I型インターフェロン)を指す。IFN typeⅠには以下が知られている。 IFN-α:13種類(1,2,4,5,6,7,8,10,13,14,16,17,21); IFN-β:1種類 - IFN-β1(※IFN-β2=IL-6); IFN-ω:1種類 - IFN-ω1; IFN-ε:1種類 - IFN- ε1 ...
インターフェロン・アルファが白血球によって産生されるのに対し、ベータはおもに線維芽 細胞やマクロファージから分泌されます。適応となるがんはメラノーマ(悪性黒色腫)、 脳腫瘍(膠芽腫、髄芽腫、星細胞腫)です。

関連画像

インターフェロン-βによる腸炎 本鎖RNAはインターフェロン de japonês インターフェロン β インターフェロンβ(IFN-β)の 癌治療情報from japanese インターフェロン β  インターフェロン-β産生量のインターフェロンβ治療をお


★リンクテーブル★
先読みアボネックス」「IFNβ
国試過去問105A033
リンク元多発性硬化症」「DAV・フェロン療法」「テモゾロミド」「beta-interferon」「インターフェロンベータ
関連記事インターフェロン

アボネックス」

  [★]

インターフェロンインターフェロンベータ


IFNβ」

  [★] インターフェロンベータ


105A033」

  [★]

  • 45歳の女性。右視力低下と排尿障害とを主訴に来院した。 3か月前にものが二重に見えたが1週間で軽快した。 1か月前から右眼瞼が閉じにくくなり、その後右顔面の感覚鈍麻に気付いた。 5日前から排尿障害があり、昨日急に右視力が低下した。 10年前から高血圧症の治療を受けている。意識は清明。視力は右0.1(矯正不能)、左1.0(矯正不能)。眼底に異常を認めない。眼球運動は右眼の外転が不十分である。右顔面の痛覚低下を認める。両側上下肢の軽い運動麻痺があり、両側上下肢で腱反射が亢進し、Babinski徴候は両側陽性である。脳脊髄液検査で細胞数 6/mm3(全て単核球)(基準0-2)、蛋白 56mg/dl(基準15-45)である。
  • 直ちに行うべき治療はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105A032]←[国試_105]→[105A034

多発性硬化症」

  [★]

multiple sclerosis, MS
脱髄疾患視神経脊髄炎症候群。急性型多発性硬化症 バロー同心円硬化症 Balo's concentric sclerosis
  • first aid step1 2006 p.191,327,332,350,353,358

概念

  • 中枢神経系の原因不明の脱髄疾患
  • 中枢神経系(大脳、小脳、脳幹、視神経)の白質に、多巣性の限局性脱髄疾患が生じ、さまざまな神経症候(空間的多発)が、再発と緩解を繰り返す(時間的多発)のが特徴

病因

  • 遺伝的要因
  • 環境要因

疫学

  • 緯度の高い地方に多発する傾向。(北欧・北米>アジア、アフリカ諸国)
  • 北欧・北米:30-80人/10万人 有病率
  • 日本:1-4人/10万人 有病率
  • 若年に発症(15-50歳で80-90%が発症。30歳がピーク)
  • 男:=1:1.3-3.2
  • HLA-DR2との関連

病理

  • 髄鞘の破壊。軸索、神経細胞は保持される。 ← 希突起膠細胞(oligodendroglia)が破壊される
  • 急性期:炎症性細胞浸潤
  • 慢性期:グリア線維に置換

症状

classical triad

  • 痙性麻痺
  • 感覚障害
  • 視力障害
  • 眼球運動障害
  • 複視、眼振
  • 膀胱直腸障害
  • 脳幹障害
  • 突発性
  • 低頻度
  • 神経心理学的症候:失語、失行、失認
  • 錐体外路症状:硬直、ジストニー

診断

検査

  • CTや核磁気共鳴法など:脱髄巣
  • CT:低吸収
  • MRI
  • T1:低信号
  • T2, FLAIR:高信号
[show details]
  • Gd造影:高信号
  • 髄液:免疫グロブリンの異常
  • 感覚誘発電位:異常

腰椎穿刺、髄液

  • 細胞・蛋白・IgG・ミエリン塩基性蛋白は軽度から中等度上昇
  • 電気泳動:60-80%でオリゴクローナルIgGバンド、ミエリンベーシック蛋白質陽性

治療

  • 急性期:急性増悪期の短縮、障害度の軽減
  • 副腎皮質ステロイド:即効性が期待できステロイドパスル療法として治療が行われる。
  • 血液浄化療法 plasmapheresis(血漿交換療法 PE):
  • 再発防止:再発防止、進行抑制

症例

  • 22歳女性、昨日より突然右の上下肢に力が入らなくなったので驚いて受診した。16歳の時に一過性の視力低下があった。20歳の時には小脳失調になったが数日で回復したという。MRI T2強調画像で白質に多発性の病変が見られる。

USMLE

  • Q book p.244 31

国試

参考

  • 1. 多発性硬化症治療ガイドライン2010
[display]http://www.neurology-jp.org/guidelinem/koukasyo.html
→acrobat reader Xやflash player 10が必要だったり、閲覧に苦労するかも。
  • 2.
[display]http://www.neuroimmunology.jp/MSgaido2009.pdf




DAV・フェロン療法」

  [★]

DAV-feron治療
DAV治療悪性黒色腫
  • 悪性黒色腫に対する化学療法のregimen
  • DAV療法単独で行う場合もある。

DAV・フェロン療法

テモゾロミド」

  [★]

temozolomide
テモダール
アルキル化剤
  • 2005年テモゾロミドと放射線治療との併用療法が世界的に標準治療となった。
  • 2006年、国内発売
  • 臨床研究段階
  • テモゾロミド+アバスチン
  • テモゾロミド+インターフェロンβ



beta-interferon」

  [★] インターフェロンβ

WordNet   license wordnet

「a form of interferon that is produced by fibroblasts and have antiviral effects; used in the treatment of multiple sclerosis」

インターフェロンベータ」

  [★]

interferon-β IFN-β, interferon-beta
IFNβモチダ、アボネックスフエロン
インターフェロンβ、インターフェロンβ-1a

インターフェロン」

  [★]

interferon interferons IFN
オーアイエフIFNβモチダアドバフェロンアボネックスイムノマックス-γ、イントロンA、スミフェロンフエロンベタフェロンペガシスペグイントロン

概念

  • サイトカインの一種で抗ウイルス作用、免疫修飾作用、抗増殖活性を有する。(GOO.1261)

種類

  • I型インターフェロン
ウイルスに感染して誘導され、強い抗ウイルス作用を有する
  • II型インターフェロン
非ウイルス誘導性

表(SMB.426)

    産生細胞 種類 誘発因子 作用
I型インターフェロン IFN-α 好中球マクロファージなど 14種類以上 ウイルス細菌内毒素 抗ウイルス効果、抗腫瘍効果
IFN-β 線維芽細胞、上皮細胞など 1種類 ウイルス、2本鎖RNA 抗ウイルス効果、抗腫瘍効果
II型インターフェロン IFN-γ T細胞NK細胞など 1種類 抗原刺激、サイトカイン 免疫細胞の活性化、免疫系の制御

各インターフェロンについて

GOO.1261
  • ウイルス感染に対する非特異的な初期防御に関わる
  • 意義:ウイルス感染に対する非特異的な初期防御に関わる
  • 産生細胞:ほとんど全ての細胞
  • 産生のトリガー:二本鎖RNA、ある種のサイトカイン(IL-1, IL-2, TNF)
  • 作用:抗ウイルス作用、抗増殖作用:(1) リンパ球、NK細胞、およびマクロファージの細胞障害作用の亢進、(2) MHC class Iの発現の亢進作用  ← 抗ウイルス活性
  • 意義:マクロファージの活性化
  • 産生細胞:T細胞、NK細胞、マクロファージのみ!
  • 産生のトリガー:抗原刺激、mitogen、特定のサイトカイン
  • 作用:抗ウイルス作用は弱い。強力な免疫調整作用:(1) マクロファージの強力な活性化、(2) MHC class IIの発現の亢進、(3) 局所炎症反応の仲介(madiation)

インターフェロンの抗ウイルス作用

  • インターフェロンをシグナルとして受け取った細胞は以下の物質を産生して抗ウイルス作用を発揮する。

適応

副作用

発熱 ほぼ必発
甲状腺機能異常 約10%
間質性肺炎 非常に稀
精神症状 約10%
白血球減少 ほぼ必発
血小板減少 ほぼ必発
蛋白尿 約10%
糖尿病 0.1-5%
口腔内病変 約20%
脱毛 約5%
眼底出血 約20%





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