イソニアジド

出典: meddic

isoniazid INH
イソニコチン酸ヒドラジド isonicotinic acid hydrazide INAH
イスコチンヒドラネオイスコチン
抗結核薬結核イソニアジドメタンスルホン酸ナトリウムビタミンB6ビタミンB6欠乏症
抗結核剤

概念

  • 抗結核薬

作用機序

  • 結核菌の細胞壁を構成するミコール酸の生合成を阻害。

副作用

添付文書

  • イスコチン原末/イスコチン錠100mg
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6222001F3037_2_03/6222001F3037_2_03?view=body

参考

  • 1. Isoniazid hepatotoxicity - uptodate [1]



Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/05/16 06:47:44」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • 免疫抑制療法下の結核再燃の予防は? (特集 リウマチ診療における感染症対策を考える)
  • BCGリンパ節炎6例の検討
  • 黒岩 由紀,寺田 光次郎,藤永 恵美子 [他]
  • 日本小児科学会雑誌 114(12), 1901-1904, 2010-12
  • NAID 40017440909
  • 抗結核薬 (特集 症例・事例から学ぶ中毒診療) -- (医薬品)

関連リンク

イスコチンとは?イソニアジドの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけではありません。
イスコチン(イソニアジド)の作用機序:抗結核薬 かつて国民病とまで呼ばれ、日本で多くの死者を出した感染症として結核が知られています。結核菌によって結核が起こり、せきや痰などの症状が表れます。症状が進行すると ...
イソニアジドとは。効果、副作用、使用上の注意。結核をおこす結核菌の発育や増殖を阻害する作用がある薬です。肺結核、その他の結核症の治療に用いられます。 イソニアジド系製剤は、結核菌に対する抗菌力が、リファンピシン ...

関連画像

 イソニアジド, 267MG/ 150MG/ 500MG分子式イソニアジド / ピラジナミド 160px-Isoniazid_skeletal.svg.pngimage.jpgイソニアジド(ジェネリック

添付文書

薬効分類名

  • 抗結核剤

販売名

ヒドラ錠「オーツカ」50mg

組成

  • 本剤は1 錠中イソニアジド50mg を含有する。
    添加物としてトウモロコシデンプン、結晶セルロース、クエン酸カルシウム、タルク、ステアリン酸マグネシウムを含有する。

禁忌

  • 重篤な肝障害のある患者[肝障害が悪化するおそれがある。]

効能または効果

適応菌種

  • 本剤に感性の結核菌

適応症

  • 肺結核及びその他の結核症
  • 通常、成人は、イソニアジドとして、1 日量200 ? 500mg(4 ?10mg/ kg)を1 ? 3 回に分けて、毎日又は週2 日経口投与する。
    必要な場合には、1 日量成人は1g まで、13 歳未満は20mg/kg まで増量してもよい。
    年齢、症状により適宜増減する。
    なお、他の抗結核薬と併用することが望ましい。

慎重投与

  • 肝障害又はその既往歴、あるいはその疑いのある患者[肝障害が悪化又は再発するおそれがある。]
  • 腎障害又はその疑いのある患者[本剤の血中濃度が上昇し、末梢神経炎等の副作用が生じやすくなる。]
  • 精神障害の既往歴のある患者[精神障害が再発するおそれがある。]
  • アルコール中毒の患者[肝障害、精神障害が起こるおそれがある。]
  • てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣を起こすことがあるので、やむを得ず投与する必要がある場合には、観察を十分行うこと。]
  • 薬物過敏症の患者
  • 血液障害、出血傾向のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]

重大な副作用

劇症肝炎等の重篤な肝障害(事務連絡、1999 年)

頻度:不明

  • 定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)8)、中毒性表皮壊死症(Lyell 症候群)9)(薬安第124 号、1985 年)、紅皮症※(剥脱性皮膚炎)(事務連絡、2006 年)

頻度:0.1%未満、※不明

  • 観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、また、必要に応じてテトラサイクリン、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

SLE 様症状(薬安第112 号、1980 年)

頻度:0.1%未満

  • 症状(発熱、紅斑、筋肉痛、関節痛、リンパ節腫脹、胸部痛等)があらわれた場合には投与を中止し、また、必要に応じて副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

間質性肺炎10)(薬安第63 号、1991 年)

頻度:0.1%未満

  • 症状(発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X 線異常、好酸球増多等)があらわれた場合には投与を中止し、また、必要に応じて副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

腎不全、間質性腎炎、ネフローゼ症候群(薬食安発第0709001号、2003年)

頻度:不明

  • 観察を十分に行い、発熱、皮診、乏尿、浮腫、蛋白尿、腎機能検査値異常等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

無顆粒球症(薬食安発第0709001 号、2003 年)、血小板減少(医薬安第61 号、1999 年)

頻度:不明

  • 観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

痙攣

頻度:不明

  • 「7.過量投与」の項参照

視神経炎、視神経萎縮

頻度:0.1%未満

  • 副作用発現時期は特定できないことから、投与中は症状がみられなくても、定期的な眼科検査が重要である。症状(視力低下、中心暗点等)があらわれた場合には投与を中止し、ビタミンB6投与等を行うこと。

末梢神経炎

頻度:0.1?5%未満

  • 症状(四肢の異常感覚、しびれ感、知覚障害、腱反射低下、筋力低下、筋萎縮等)があらわれた場合には、ビタミンB6 投与等を行うこと。

薬効薬理

  • イソニアジドのヒト型結核菌H37Rv 株に対する最小発育阻止濃度は、0.1μg/mL(10%血清加Kirchner 培地)である。試験管内ではストレプトマイシン、パラアミノサリチル酸よりも抗菌作用が強い。耐性はストレプトマイシンよりおそく、ストレプトマイシン、パラアミノサリチル酸との交差耐性はない29)

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • イソニアジド(Isoniazid) 

化学名

  • Pyridine-4-carbohydrazide

分子式

  • C6H7N3O

分子量

  • 137.14

性状

  • 無色の結晶又は白色の結晶性の粉末で、においはない。
    水又は酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、無水酢酸に溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。


★リンクテーブル★
国試過去問106D031」「100A006」「095C018」「095D058」「095A099」「090A022
リンク元薬物性肝障害」「ピリドキシン」「リファンピシン」「抗結核薬」「接触者検診
拡張検索イソニアジドメタンスルホン酸ナトリウム
関連記事アジド

106D031」

  [★]

  • 42歳の女性。 3日前から出現した呼吸困難を主訴に来院した。 5年前に全身性エリテマトーデスと診断され、副腎皮質ステロイドによる治療を受けている。身長154cm、体重45kg。体温38.8℃。脈拍104/分、整。血圧128/68mmHg。呼吸数25/分。胸部全体に軽度のfine cracklesを聴取する。赤沈68mm/1時間。血液所見:赤血球328万、 Hb9.8g/dl、 Ht27%、白血球11,800(桿状核好中球35%、分葉核好中球52%、好塩基球1%、単球7%、リンパ球5%)、血小板32万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dl、アルブミン3.2g/dl、尿素窒素28mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、 AST 43IU/l、 ALT59IU/l、 LD 423IU/l(基準176-353)、 IgG800mg/dl(基準960-1,960)。免疫学所見: CRP7.1 mg/dl。 β-D-グルカン585pg/ml(基準10以下)。抗核抗体40倍(基準20以下)。 CH50 39U/ml(基準30-40)。動脈血ガス分析(自発呼吸、 room air) : pH7.48、 PaCO2 29Torr、 PaO2 50Torr、HCO3-21mEq/l。胸部単純CT(別冊No. 10)を別に示す。
  • 治療薬として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106D030]←[国試_106]→[106D032

100A006」

  [★]

  • 7か月の乳児。発熱を主訴に来院した。5日前から発熱が続き、昨日から発疹が出現している。体温39.4℃。全身に紅斑を認め、手背と足背とが腫れている。指圧痕は残らない。両側眼球結膜は充血し、口唇は発赤している。心雑音はなく、呼吸音も正常である。腹部は平坦、軟。肝を右肋骨弓下に2cm触知する。脾は触知しない。血液所見:赤血球390万、Hb11.5g/dl、Ht38%、白血球15,600(桿状核好中球19%、分葉核好中球48%、好酸球1%、単球5%、リンパ球27%)、血小板41万。CRP16mg/dl。1か月前に接種したBCG接種部位の写真を以下に示す。まず投与するのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 100A005]←[国試_100]→[100A007

095C018」

  [★]

  • 60歳の男性。活動性肺結核の診断で入院した。イソニアジドリファンピシン及びストレプトマイシンによる治療を開始した。肺機能検査は正常であった。治療開始1か月後、発熱と発疹とを認めた。飲酒は週にビール2, 3本を30年間。血液所見:白血球11,000(好酸球11%)。化学所見GOT60:単位(基準40以下)、GPT112単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ420単位(基準260以下)、γ-GTP90単位(基準8~50)。IgM-HAV抗体陰性、HBs抗原陰性。
  • この患者の病態の原因として最も可能性が高いのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095C017]←[国試_095]→[095C019

095D058」

  [★]

  • 52歳の男性。会社の健康診断で胸部エックス線検査を受け、異常を指摘されて来院した。自覚症状は特にない。胸部エックス線写真、経気管支肺生検組織PAS及びGrocott染色標本を以下に示す。適切な治療薬はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 095D057]←[国試_095]→[095D059

095A099」

  [★]

  • 抗結核薬と副作用の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095A098]←[国試_095]→[095A100

090A022」

  [★]

  • 非ステロイド性抗炎症薬 NSAIDとの併用で痙攣発作を起こすおそれのあるのはどれか

薬物性肝障害」

  [★]

drug-induced liver injury, drug-induced hepatopathy, drug-induced liver disease
薬剤性肝障害
薬物性肝炎 drug-induced hepatitis
[show details]
  • 090716 III 消化器系

概念

  • 薬剤に使用によりもたらされた肝障害

疫学

分類

  • 中毒性肝障害:薬物が肝細胞を障害
  • アレルギー性肝障害:IV型アレルギーの機序により肝細胞が障害

原因薬物

  • 抗菌薬(21.9%)が最も多く、抗炎症薬(11.86%)がこれに次ぐ。(第32回日本肝臓学会西部会より)

薬物と障害部位

肝細胞傷害型 肝壊死型 中心帯壊死(zone 3) 四塩化炭素,アセトアミノフェン,ハロタン
中間帯壊死(zone 2) フロセミド
周辺帯壊死(zone 1) リン,硫酸鉄
肝炎型 イソニアジド,メチルドパ,ケトコナゾール
肝線維症型 メトトレキサート,塩化ビニル,ビタミンA
脂肪肝型 小滴性 テトラサイクリン,バルプロ酸,リン
大滴性 エタノール,メトトレキサート
リン脂質症 アミオダロン,DH剤
胆汁うっ滞型 hepatocanalicular クロルプロマジン,エリスロマイシンエストレート
canalicular C-17アルキル化ステロイド,経口避妊薬,シクロスポリンA
ductular ベノキサプロフェン
血管障害型 肝静脈血栓 経口避妊薬,抗腫瘍薬
門脈血栓 経口避妊薬
静脈閉塞性疾患 蛋白同化ステロイド,経口避妊薬,抗腫瘍薬
肝紫斑病 蛋白同化ステロイド,経口避妊薬,トロトラスト,アザチオプリン,ファロイジン,塩化ビニル
肉芽腫形成型 アロプリノール,カルバマゼピン
腫瘍形成型 限局性結節性過形成 経口避妊薬
腺腫 経口避妊薬,蛋白同化ステロイド
癌腫 経口避妊薬,蛋白同化ステロイド,トロトラスト,塩化ビニル
血管肉腫 トロトラスト,塩化ビニル,蛋白同化ステロイド

病態

  • 投与開始から5-90日の経過で発症し、肝障害に基づく症状・検査値異常をきたす。  ←  長期間服用(例えば2年)している薬物は除外できる。最近服用を始めた薬物の問診が重要

身体所見

  • 肝腫大、圧痛、(アレルギー性)発熱、発疹、掻痒感

症状

  • 食欲不振、悪心、腹痛、黄疸

検査

  • 肝機能異常、
  • (アレルギー性)好酸球増加

治療

薬物性肝障害判定基準

参考1
表 DDW-J 2004薬物性肝障害ワークショップのスコアリング(肝臓 2005; 46: 85-90より引用)
  肝細胞障害型   胆汁うっ滞または混合型   スコア
1. 発症までの期間 初回投与 再投与 初回投与 再投与  
a.投与中の発症の場合
投与開始からの日数
5~90日 1~15日 5~90日 1~90日 2
<5日、>90日 >15日 <5日、>90日 >90日 1
b.投与中止後の
発症の場合
投与中止後の日数
15日以内 15日以内 30日以内 30日以内 1
>15日 >15日 >30日 >30日 0
2. 経過 ALTのピーク値と正常上限との差   ALPのピーク値と正常上限との差  
投与中止後のデータ 8日以内に50%以上の減少   (該当なし) 3
30日以内に50%以上の減少   180日以内に50%以上の減少 2
(該当なし)   180日以内に50%未満の減少 1
不明または30日以内に50%未満の減少   不変、上昇、不明 0
30日後も50%未満の減少か再上昇   (該当なし) -2
投与続行および不明     0
3. 危険因子 肝細胞障害型 胆汁うっ滞または混合型  
飲酒あり 飲酒または妊娠あり 1
飲酒なし 飲酒、妊娠なし 0
4. 薬物以外の原因の有無2) カテゴリー1、2がすべて除外 2
カテゴリー1で6項目すべて除外 1
カテゴリー1で4つか5つが除外 0
カテゴリー1の除外が3つ以下 -2
薬物以外の原因が濃厚 -3
5. 過去の肝障害の報告 過去の報告あり、もしくは添付文書に記載 1
  なし 0
6.好酸球増多(6%以上) あり 1
  なし 0
7. DLST 陽性 2
  擬陽性 1
  陰性および未施行 0
8.偶然の再投与が行われた時の反応 肝細胞障害型 胆汁うっ滞または混合型  
単独再投与 ALT倍増 ALP(T.Bil)倍増 3
初回肝障害時の併用薬と共に再投与 ALT倍増 ALP(T.Bil)倍増 1
偶然の再投与なし、または判断不能     0
1) 薬物投与前に発症した場合は「関係なし」、発症までの経過が不明の場合は「記載不十分」
と判断して、スコアリングの対象としない。
投与中の発症か、投与中止後の発症化により、a またはb どちらかのスコアを使用する。
2) カテゴリー1:HAV、 HBV、 HCV、 胆道疾患(US)、アルコール、ショック肝 カテゴリー
2:CMV、 EBV.
ウイルスはIgM HA 抗体、HBs 抗原、HCV 抗体、IgM CMV 抗体、IgM EB VCA 抗体で判断する。
判定基準:総スコア 2点以下:可能性が低い 3、4点:可能性あり 5点以上:可能性が高い


参考

  • 1. 重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬物性肝障害 平成20年4月 厚生労働省
http://www.info.pmda.go.jp/juutoku/file/jfm0804002.pdf
  • 2. 薬物性肝障害スコア計算ソフト 帝京大学医学部内科 滝川一 田辺三菱製薬 提供
http://www.jsh.or.jp/medical/date/scoresoft.xls
  • 3. 薬物性肝障害診断基準
http://www.jsh.or.jp/medical/date/dil05.pdf


-薬剤性肝障害


ピリドキシン」

  [★]

pyridoxine PN
ピリドキソール pyridoxol
塩酸ピリドキシン ピリドキシン塩酸塩 pyridoxine hydrochloride
アデロキシンNestrex
M.V.I.M.V.I.-12アデロキシンアミノレバンEN配合アリチア配合エルネオパ1号輸液エレンタールP乳幼児用配合エレンタール配合エンシュア・リキッドオーツカMVコンベルビージアイナミックスシーパラシグマビタンシグマビタン配合ダイビタミックスダイメジン・マルチダイメジンスリービー配合ツインラインNF配合ツインライン配合トライビートリドセラン配合ナイロジンネオM.V.I.-9ネオパレン1号輸液ネオラミン・スリービーネオラミン・マルチVノイロビタン配合ノルニチカミンハイピリドキシンパンビタン末ビーシックスビースリミンビタジェクトビタミンB6ビタメジンビタメジン配合ビタルファビフロキシン配合ピリドキシン塩酸塩フェニルアラニン除去ミルク配合、フルカリック1号輸液、ヘパンED配合マルタミンラコールNF配合ラコール配合ロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク配合ワッサーV配合
ビタミンB6

臨床関連

  • イソニアジドによる副作用:
  • 抗結核薬であるイソニアジドは、神経伝達物質合成においてピリドキシンの補酵素としての作用を競合的に阻害する。(PPC.613)



リファンピシン」

  [★]

rifampicin, RFP, RIF
Rifampinリファジンリマクタンアプテシン
抗結核薬結核抗菌薬


分類

  • 抗結核薬

特徴

  • 濃度依存性  ← アミノグリコシドlike
  • 血漿濃度より組織内の方が高濃度に分布し、マクロファージに潜伏する結核菌に有効に作用。

薬理作用

  • 抗菌作用:結核菌に対する抗菌力はイソニアジドに匹敵。

作用機序

  • 結核菌のDNA依存RNAポリメラーゼに作用し、RNA合成初期段階を阻害(参考2)

注意

副作用

他の抗結核菌薬と比べて特異的なものはない。
  • 白血球減少、血小板減少、発疹、肝障害
参考1
  • 胃腸症状(悪心、嘔吐、下痢)、中枢神経系(頭痛、発熱)、皮膚(皮疹、掻痒、発赤)、血液系の異常(血小板減少症、急性溶血性貧血)
  • イソニアジドなどの肝毒性を有する薬剤との同時投与により肝炎を来しやすい。
  • 掻痒症も来すことがある。観血的に高用量を用いた患者にインフルエンザ様症状出現の報告がある。
  • 体液(汗、唾液、涙)がオレンジ~橙赤色になる。

参考

  • 1. [charged] Rifampin and other rifamycins - uptodate
  • 2. リファジンカプセル150mg - 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6164001M1216_1_03/6164001M1216_1_03


抗結核薬」

  [★]

antituberculous, antitubercular agent antituberculous agent antitubercular drug antituberculous drug antituberculosis drugs, antituberculotic
抗結核剤
結核
  • first aid step1 2006 p.172

抗結核薬一覧

  • 覚え方:INH-SM-PZA-INH-RFP-EB → INH-SPIRE(inspire)
  • イソニアジドだけは予防薬として用いられる(first aid step1 2006 p.172)
  • 2nd line drugとしてcycloserineがある。

作用点

  • エタンブトール:アラビノース転位酵素を阻害してarabinogalactanの合成を阻害。静菌的に作用。
  • ピラジナミド :ミコール酸合成を阻害(FAS1)
  • イソニアジド :ミコール酸合成を阻害(FAS2)。殺菌的に作用。

抗結核薬の副作用


接触者検診」

  [★]

contacts examination
結核

結核の接触者検診

  • 結核感染の可能性が高い者に行う。

方法

資料によって記載がまちまち。
  • 1. まず、QFT検査/クォンティフェロン検査 あるいはツベルクリン反応を実施する。
  • 2. 陽性者については胸部X線検査を行い、必要に応じてツベルクリン反応を行う。
  • 3. 潜在性結核感染症 LTBIに対してはイソニアジドの予防内服を6ヶ月、活動性結核感染症であったならば結核の治療を行う。

参考

  • 1. 共益財団法人結核予防学会
[display]http://www.jatahq.org/about_tb/index.html
  • 感染症法に基づく結核の接触者健康診断の手引き(改訂第4版)
[display]http://www.jata.or.jp/rit/rj/2010sessyokusya4.pdf


イソニアジドメタンスルホン酸ナトリウム」

  [★]

isoniazid sodium methanesulfonate
[[]]
イソニアジド抗結核薬結核ビタミンB6ビタミンB6欠乏症

概念

  • イソニアジド INHのメタンスルホン酸誘導体
  • INHより毒性が低い

作用

  • ヒト型結核菌H37Rv株に対する最小発育阻止濃度(MIC)は、0.1μg/ml(10%血清加Kirchner培地で測定)で、INHと同等の抗菌力を示す。
  • マウス実験的結核症(H37Rv株)に対して、同量投与の場合、本剤はINHとほぼ同等の治療効果を示す

重大な副作用

  • 1. 劇症肝炎等の重篤な肝障害
  • 頻度不明注1)
  • 定期的に肝機能検査を行うこと。
  • 2. 痙攣 頻度不明注1)
  • 3. 視神経炎、視神経萎縮
頻度不明注1)
  • 症状:視力低下、中心暗点等
  • 処置方法:ビタミンB6投与等
  • 4. 末梢神経炎
  • 頻度不明注1)
  • 症状:四肢の異常感覚、しびれ感、知覚障害、腱反射低下、筋力低下、筋萎縮等
  • 処置方法:ビタミンB6投与等

禁忌

  • 重篤な肝障害のある患者[肝障害が悪化するおそれがある。]

添付文書

  • ネオイスコチン原末/ネオイスコチン錠100mg
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6222005A1035_1_01/6222005A1035_1_01?view=body


アジド」

  [★]

azideazido
アジ化物




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡