アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

出典: meddic

allergic bronchopulmonary aspergillosis, ABPA
アレルギー


左上肺野の浸潤影、気管支拡張像


肉芽腫の形成、好酸球の浸潤


参考

  • 1. [charged] アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 - uptodate [1]

国試


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/05/12 17:23:25」(JST)

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和文文献

  • アレルギー性気管支肺アスペルギルス症を合併した肺アスペルギローマの1例
  • 楠本 壮二郎,田中 明彦,大田 進,杉山 智英,白井 崇生,山岡 利光,奥田 健太郎,廣瀬 敬,大西 司,足立 満
  • 日本呼吸器学会雑誌 = The journal of the Japanese Respiratory Society 49(5), 377-382, 2011-05-10
  • NAID 10029088201
  • P2-17-2 イトラコナゾール(ITCZ)が急性期に著効したアレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)の2例(P2-17 好酸球性肺炎2,ポスターセッション,第23回日本アレルギー学会春季臨床大会)
  • 長崎 忠雄,新実 彰男,松本 久子,伊藤 功朗,小熊 毅,中治 仁志,井上 英樹,岩田 敏之,田尻 智子,三嶋 理晃
  • アレルギー 60(3・4), 497, 2011-04-10
  • NAID 110008594674
  • P1-15-1 アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)において,発症年齢による臨床的な違いはあるのか(P1-15 好酸球性肺炎1,ポスターセッション,第23回日本アレルギー学会春季臨床大会)
  • 谷本 英則,谷口 正実,竹内 保雄,三井 千尋,武市 清香,福冨 友馬,関谷 潔史,押方 智也子,粒来 崇博,釣木澤 尚実,齋藤 明美,中澤 卓也,大友 守,前田 裕二,森 晶夫,長谷川 眞紀,秋山 一男
  • アレルギー 60(3・4), 463, 2011-04-10
  • NAID 110008594537

関連リンク

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(アレルギーせいきかんしはいアスペルギルス しょう、英: allergic bronchopulmonary aspergillosis、ABPA)は、アスペルギルス属 のカビが原因で気管支炎などのアレルギー症状が引き起こされる病気。アレルギー性 ...
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症。どんな病気か・原因は何か 1952年に ヒンソンらによって、血液および痰のなかに白血球のひとつである好酸球(こうさんきゅう) が増加していることと、胸部X線写真で肺に浸潤(しんじゅん)陰影を認める肺好酸球 goo ...

関連画像

喀痰Ziehl-Neelsen染色 肺MAC症の  気管支肺アスペルギルス症(ABPA② 喀痰検査私 たち の 身近 に 存在 する アスペルギローマ1112侵襲性アスペルギルス症


★リンクテーブル★
国試過去問108I044」「104A052」「104E053」「101A054」「102D002」「106I031」「096H019
リンク元IgE」「アスペルギルス属」「ABPA」「気管支肺アスペルギルス症」「allergic broncho pulmonary aspergillosis
関連記事アレルギー」「」「気管」「気管支」「アスペルギルス症

108I044」

  [★]

  • 52歳の男性。持続する喘鳴、手足のしびれ感および発熱を主訴に来院した。 2年前から喘鳴が出現し、気管支喘息と診断され自宅近くの診療所で治療を継続している。 3か月前から四肢のしびれ感が出現した。四肢のしびれ感が増強するとともに2週前から発熱を繰り返すようになったため紹介入院となった。喫煙歴はない。ペットは飼育していない。粉塵吸入歴はない。体温 38.6 ℃。脈拍 112/分、整。血圧140/90 mmHg。呼吸数 24/分。四肢末に軽度の表在・深部感覚の低下を認める。尿所見:蛋白 (-)、糖 (-)、ケトン体 (-)、潜血 (-)、沈渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球 488万、 Hb 14.1 g/dl、Ht 42%、白血球 17,600(桿状核好中球 2%、分葉核好中球 53%、好酸球 30%、好塩基球 1%、単球 1%、リンパ球 13% )、血小板 28万。血液生化学所見:総蛋白 6.7 g/dl、アルブミン 3.9 g/dl、クレアチニン0.7 mg/dl、Na 139 mEq/l、K 4.2 mEq/l、Cl 101 mEq/l。免疫血清学所見: CRP 12 mg/dl、 β-D-グルカン 3.3 pg/ml(基準 10以下 )、抗好中球細胞質抗体 PR3-ANCA 10 EU/ml未満 (基準 10未満 )、 MPO-ANCA 90 EU/ml(基準 20未満 )、 IgE 2,180 IU/ml(基準250未満 )。動脈血ガス分析 (鼻カニューラ 3 l/分酸素投与下 ): pH 7.37、PaCO2 45-Torr、PaO2 65 Torr、HCO3 25 mEq/l。胸部エックス線写真 (別冊 No.12A)と肺野条件の胸部単純 CT(別冊 No.12B)とを別に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108I043]←[国試_108]→[108I045

104A052」

  [★]

  • 47歳の女性。歩行困難を主訴に来院した。最近、全身倦怠感、発熱、下肢のしびれ感および下肢遠位部の筋力低下による歩行困難が出現した。約2年前から気管支喘息の治療を受けている。意識は清明。身長160cm、体重52kg。体温37.2℃。呼吸数22/分。脈拍84/分、整。血圧126/78mmHg。呼吸音に軽度の喘鳴を聴取する。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。赤沈48mm/1時。血液所見:白血球 12,000(桿状核好中球3%、分葉核好中球38%、好酸球30%、好塩基球1%、単球2%、リンパ球26%)、血小板 22万。血液生化学所見:空腹時血糖 98mg/dl、総蛋白 6.7g/dl、アルブミン 4.5g/df、尿素窒素 10mg/dl、クレアチニン 0.8mg/dl、尿酸 4.8mg/dl、総コレステロール 210mg/dl、総ビリルビン 0.8mg/dl、AST 28IU/l、ALT 25IU/l、LD 186IU/l(基準176-353)、ALP210 IU/l(基準115-359)、Na 142mEq/l、K 4.0mEq/l、Cl 98mEq/l、免疫学所見: CRP 1.2mg/dl、IgE 1,200IU/ml(基準120以下)。胸部エックス線写真に異常を認めない。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 104A051]←[国試_104]→[104A053

104E053」

  [★]

  • 36歳の女性. 2日前から出現した呼吸困難と茶褐色の喀痰とを主訴に来院した。半年前から時々喘鳴を伴う呼吸困難咳嗽とが発作性に出現し、自宅近くの診療所気管支拡張薬副腎皮質ステロイド吸入薬とを処方されていた。意識は清明。体温37.0℃。脈拍96/分、整。血圧114/68mmHg。全肺野にwheezesを聴取する。赤沈30mm/1時間。血液所見: 赤血球 390万、Hb 11.2g/dl、Ht 37%、白血球 11,000(桿状核好中球3%、分葉核好中球41%、好酸球28%、好塩基球1%、単球2%、リンパ球25%)、血小板 32万。血液生化学所見に異常を認めない。胸部エックス線写真(別冊No.10A)と経気管支肺生検組織のH-E染色標本(別冊No.10B)とを別に示す。
  • この病態に関与する免疫グロブリンはどれか。2つ選べ。



[正答]


※国試ナビ4※ 104E052]←[国試_104]→[104E054

101A054」

  [★]

  • 36歳の女性。2週前からの微熱と下肢のしびれ感とを主訴に来院した。1年前から喘鳴を伴う呼吸困難発作が出現し、気管支喘息で近医に通院加療中であった。尿蛋白(-)。血液所見:赤血球423万、白血球12,300(分葉核好中球42%、好酸球34%、好塩基球2%、単球4%、リンパ球18%)、血小板26万。IgE410IU/ml(基準50~300)。MPO-ANCA陽性。
  • 診断はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101A053]←[国試_101]→[101A055

102D002」

  [★]

  • 誤っているのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102D001]←[国試_102]→[102D003

106I031」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 106I030]←[国試_106]→[106I032

096H019」

  [★]

  • アレルギー性気管支肺アスペルギルス症でみられないのはどれか。
  • a. 移動性肺浸潤影
  • b. 拘束性換気障害
  • c. 末梢血好酸球増加
  • d. 血清IgE高値
  • e. 中心性嚢胞状気管支拡張
[正答]


※国試ナビ4※ 096H018]←[国試_096]→[096H020

IgE」

  [★]

免疫グロブリンE immunoglobulin E IgE、γE、gamma E
免疫グロブリンI型アレルギー高IgE血症低IgE血症
IgMIgDIgGIgA
レアギン、皮膚感作抗体、同種細胞親和性抗体


IgE産生の調節

IgEの性質

  IgE IgG1
H鎖のIgドメイン数 5 4
分子量(kDa) 188 146
炭化水素の比率(%) 12 2-3
血液(血清)中の半減期(days) 2.5 21
  • IgEは組織移行性が高い。FcεRIの結合部位はN末端から2,3番目のC領域である。

IgEが異常値を呈する病態 OLM.390 LAB.853

  • 肺塞栓、心筋梗塞、脳梗塞(CBT QB vol3 p.320)

高値

  • アレルギー性疾患:気管支喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、薬剤アレルギー、食物アレルギー、アレルギー性肉芽腫性血管炎(チャーグ・ストラウス症候群)、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
  • 寄生虫感染症
  • 高IgE症候群:高IgE血症を来たし、反復性の皮膚・肺のブドウ球菌感染、好酸球増多、アトピー性様皮膚炎をきたす原発性免疫不全症候群
  • ×夏型過敏性肺臓炎:むしろIII型アレルギー・IV型アレルギーが関与



アスペルギルス属」

  [★]

Aspergillus
Aspergillus属
コウジカビ
アスペルギルス症


ラクトフェノール・コトン青による染色で

生物的特徴

  • 真菌
  • 腐生性不完全菌に属する糸状菌
  • 有隔性菌糸を持つ(branching septate hyphae)
  • 土壌や朽ちた植物に存在。空気中に浮遊胞子として存在。アスペルギルスの分生子は暖かく湿った場所で多く作られる → 空調器のエアフィルターや加湿器などで増殖
  • 日和見病原体。基礎疾患(好中球減少や免疫不全症)を有する患者に感染

感染経路

  • 空気感染
  • A. fumigatusの胞子は2-3.5umで、気管支に達し肺を冒す

アスペルギルス属

感染症

  • 肺アスペルギローマ:結核・気管支拡張症などで生じた空洞・嚢胞で分生子が生長・増殖し、大きな菌糸塊を形成 菌球形成
  • 侵襲性アスペルギルス症:好中球機能不全などの患者に発生し、より急性でより重症やしやすい。肺・消化管障害、心内膜炎、脳・骨膿瘍、全身播種
  • アレルギー性気管支肺アスペルギルス症:喘息様発作、末梢血好中球増加、中枢性気管支拡張



ABPA」

  [★] アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 allergic bronchopulmonary aspergillosis


気管支肺アスペルギルス症」

  [★]

bronchopulmonary aspergillosis
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症


allergic broncho pulmonary aspergillosis」

  [★] アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 ABPA


アレルギー」

  [★]

allergy
アレルギー反応 allergic reaction
過敏症 hypersensitivity

クームス分類

クームス分類

  I型アレルギー II型アレルギー III型アレルギー IV型アレルギー V型アレルギー
免疫反応の主体 IgE IgM, IgG 免疫複合体 Th1細胞 Th2細胞 Tc細胞 IgG
抗原 水溶性抗原 細胞や マトリックスに
結合している抗原
水溶性抗原 水溶性抗原 水溶性抗原 細胞関連の抗原 細胞表面レセプター
エフェクター機構 肥満細胞の活性化 補体 (CDC)|NK細胞好中球 (ADCC) 補体好中球 マクロファージの活性化 IgE産生、好酸球肥満細胞活性化 細胞障害 抗体の結合
アレルギー疾患の例 気管支喘息
アレルギー性鼻炎
花粉症
喘息
蕁麻疹
アトピー性皮膚炎
ラテックスアレルギー
ABO不適合輸血
新生児溶血性貧血
グッドパスチャー症候群
自己免疫性溶血貧血 AIHA
特発性血小板減少性紫斑病 ITP
橋本病
超急性移植片拒絶反応
アルツス反応
アニサキス症
トリ飼い病
農夫肺
血清病
急性糸球体腎炎
ループス腎炎(SLE)
関節リウマチ
過敏性肺臓炎
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
接触性皮膚炎
ツベルクリン反応
慢性肉芽腫症
慢性喘息
慢性アレルギー鼻炎
移植片拒絶 慢性蕁麻疹
バセドー病
重症筋無力症
検査方法 RAST法
RIST法
皮内反応
プリックテスト
スクラッチテスト
負荷試験
免疫組織染色
凝集反応(完全抗体)
凝集反応(不完全抗体, クームステスト)
  皮内反応      


診療ガイドライン

http://www.allergy.go.jp/allergy/guideline/index.html

検査




肺」

  [★]

lung
肺区域肺野呼吸器の上皮の移行
  • 図:M.78 N.204(肺のリンパ系),197(肺区域)

解剖

  • 重量:右:500g, 左:400g
  • 葉:右3葉、左2葉
右上葉、右中葉、右下葉、左上葉、左下葉

発生

L.247
  • 肺の上皮、喉頭、気管、および気管支の内面を覆う上皮 → 内胚葉
  • 気管および肺の軟骨性要素と筋要素、結合組織 → 中胚葉(臓側中胚葉)
NGY.283
  • 妊娠16週頃:気管、気管支が分岐し腺状構造をなす(腺状期)
  • 妊娠16-24週頃:管状構造を形成し、毛細血管が上皮に接触する。(管状期)
  • 以降、肺胞上皮が二種類に分化し、肺胞が形成される。  肺表面活性物質
  • 妊娠28週頃:毛細血管が肺胞腔に露出

機能

  • 呼吸

肺の構造

SSUR.323
区分 気管支腺 軟骨 平滑筋 弾力線維
気管 2+ 3+ 2+ 4+
葉気管支 2+ 3+ 3+ 3+
区域-小気管支 2+ 2+ 3+ 3+
肺小葉 細-終末気管支 3+ 3+
肺胞道 呼吸細気管支
肺細葉
肺胞/肺胞嚢 2+

臨床関連

  • 肺の打診 (M.72)

胸部X線解剖

  • 右第1弓:上大静脈
  • 右第2弓:右心房
  • 左第1弓:大動脈弓
  • 左第2弓:肺動脈幹
  • 左第3弓:左心房(左心耳)
  • 左第4弓:左心室




シルエットサイン

  • 右第2弓:(陽性)[上葉]内側中葉区(S5)、[下葉]内側肺底区(S7)、(陰性)[下葉]上-下葉区(S6)???、後肺底区(S10)????  → 陰性だったら背面の区域、つまりS6,S10と考えて良いのではないだろうか?
  • 左第4弓:(陽性)[上葉]上舌区(S4)、下舌区(S5)、[下葉]前内側肺底区(S7+8)、(陰性)[下葉]上-下葉区(S6)???、後肺底区(S10)??? → 同様にS6,S10と考えて良いのでは?

肺のリンパ節

肺区域

  • 左肺は心臓があるために、右とは異なる形状・肺区域を有する。
  • S1とS2はまとめてS1+2と呼ばれる
  • S7とS8はまとめてS7+8あるいはS8と呼ばれる ← 心臓が左胸腔に全内側に突出しているからと考える
  • 背側にある区域は2・6・10と覚えよ

臨床関連

  • 分葉異常:奇静脈の走行異常による右上葉の奇静脈葉が最も多い(QB.I-295)






気管」

  [★]

trachea (Z), tracheal tube
trachea
気管支気管支の分岐

解剖

  • 長さ12cm、直径2cm (HIS.298)。
  • C6椎体-T5椎体 / C6椎体の下部より始まりT4-T5椎体で左右の気管支に分かれる。)
  • 喉頭の輪状軟骨の直下から始まり主気管支が分岐するところに終わる。 (HIS.298)

粘膜

  • 1呼吸上皮(粘膜上皮):多列線毛上皮
  • 2. 粘膜固有層 疎性結合組織 膠原線維、弾性線維、気管腺(混合腺)
  • 3. 粘膜下組織 密生結合組織 
  • 4. 外膜 気管軟骨 馬蹄形(C字軟骨)後方に開いている。10-12個


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.



気管支」

  [★]

bronchus / bronchi(pl.) (Z)
bronchus principalis
主気管支 main bronchus一次気管支 primary bronchus
気管気管支の分岐肺区域区域気管支





Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.



アスペルギルス症」

  [★]

aspergillosis
アスペルギルス属

アスペルギルス症






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