アルコール性肝炎

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alcoholic hepatitis
アルコール性肝障害


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和文文献

  • 急性肝不全に対する抗凝固療法中に左上腕部筋肉内血腫が増悪した重症型アルコール性肝炎の1例
  • 橋口 正史,最勝寺 晶子,馬渡 誠一,小田 耕平,馬場 善政,蔡 榮鴻,呉 建,熊谷 公太郎,玉井 努,森内 昭博,宇都 浩文,桶谷 眞,井戸 章雄,坪内 博仁
  • 肝臓 52(1), 18-25, 2011-01-25
  • 25歳女性.20歳時からアルコールを多飲,入院加療歴があった.2009年12月初旬から倦怠感,発熱,黄疸が出現,症状発現15日後に当科入院した.重症型アルコール性肝炎と診断,アンチトロンビン(AT)濃縮製剤などの抗凝固療法を行った.全身状態,肝機能とも改善傾向であったが,血圧測定後に出現した左上腕の皮下血腫が体幹まで拡大し貧血が進行,造影CTでは左上腕部に筋肉内血腫を認めた.圧迫止血を強化し,血腫 …
  • NAID 10029284773
  • 慢性肝疾患の急性増悪 (特集 慢性疾患の急性増悪--病態の理解と治療の実際)

関連リンク

アルコール性肝障害。アルコール性肝障害とはどんな病気か アルコールの過剰摂取で 最初に生じるのはアルコール性脂肪肝です。それでもなお大量飲酒を続けると、約2割 の人にアルコール性肝障害が起こります。 アルコール性肝障害のなか gooヘルスケア ...

関連画像

アルコール性肝炎アルコール性肝炎、肝硬変 アルコール性肝炎、肝硬変 アルコール性肝炎、肝硬変 アルコール性肝炎非アルコール性脂肪性肝炎


★リンクテーブル★
国試過去問098B014」「083A056
リンク元アルコール性肝障害」「アルコール性脂肪性肝炎」「alcoholic hepatitis
拡張検索重症アルコール性肝炎」「重症型アルコール性肝炎」「急性アルコール性肝炎
関連記事肝炎」「アルコール」「

098B014」

  [★]

  • 41歳の女性。3か月前から皮膚掻痒感があり来院した。2年前に人間ドックで肝障害を指摘されたことがある。身長152cm、体重51kg。血清生化学所見:総蛋白8.3g/dl、トリグリセライド130mg/dl(基準50~130)、AST78単位(基準40以下)、ALT94単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ(ALP)724単位(基準260以下)、γ-GTP340単位(基準8~50)、IgA350mg/dl(基準110~410)、IgG1,850mg/dl(基準960~1,960)、IgM525mg/dl(基準65~350)、免疫学所見:HBs抗原陰性、HCV抗体陰性、抗核抗体陰性。考えられる疾患はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 098B013]←[国試_098]→[098B015

083A056」

  [★]

  • 血清AST/ALT比が1.0以下となる疾患はどれか?
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

アルコール性肝障害」

  [★]

alcoholic liver disease, alcoholic hepatopathy, alcoholic liver injury

分類

組織型により分類。

病態

  • アルコールによる肝細胞障害
  • アルコール代謝の過程でNADHが蓄積し、脂肪の合成が亢進()、血糖低下(糖新生抑制、ATPが必要だから?)、乳酸の増加(NADH増加のため。また、おそらくTCA回路がNADH増加のために回しにくくなっているため)
  • ミトコンドリア機能活性化により酸素消費の増大 + アルコール脱水素酵素ADH、アルデヒド脱水素酵素ALDHは、zone3(肝小葉中心部)に存在 → 虚血による障害を受けやすい → zone3はAST優位なのでAST>ALT、と思われる。
  • アルコール代謝産物による線維化亢進
  • アルデヒドがクッパー細胞、単核球などを刺激して放出されたサイトカインに対して、星細胞や線維芽細胞が活性化しコラーゲンを合成

症状

  • アルコール性肝炎:腹痛、発熱、黄疸、悪心・嘔吐
  • 重症型アルコール性肝炎:腹痛、発熱、黄疸、悪心・嘔吐 + 意識障害

検査

  • トランスアミナーゼ↑(AST > ALT)、γ-GTP ↑、ALP↑、TG↑、尿酸
  • IgA↑ (小腸のパイエル板におけるリンパ球の活性が亢進するため?。急性アルコール性肝炎では65 kDaの熱ショック蛋白に対するIgA抗体の産生が増加するという報告がある(参考4))
  • アルコール性肝炎:白血球増加
  • 重症型アルコール性肝炎:白血球著明に増加
  • アルコール性肝硬変

参考

  • 1. [charged] Pathogenesis of alcoholic liver disease - uptodate [1]
  • 2. [charged] Clinical manifestations and diagnosis of alcoholic liver disease - uptodate [2]
  • 3. [charged]Prognosis and treatment of alcoholic liver disease and alcoholic hepatitis - uptodate [3]
  • 4. Circulating IgA antibody against a 65 kDa heat shock protein in acute alcoholic hepatitis.
  • Winrow VR, Bird GL, Koskinas J, Blake DR, Williams R, Alexander GJ.SourceARC Bone and Joint Research Unit, London Hospital Medical College, UK.
  • Journal of hepatology.J Hepatol.1994 Mar;20(3):359-63.
  • Heat shock proteins are known to be immunogenic in a number of diverse conditions and can be induced by hypoxia, tumour necrosis factor and alcohol--all potential triggers in patients with acute alcoholic hepatitis. In the present study, sera from 23 patients with acute alcoholic hepatitis, 18 liver
  • PMID 8014447

国試



アルコール性脂肪性肝炎」

  [★]

alcoholic steatohepatitisASH
アルコール性肝炎


alcoholic hepatitis」

  [★] アルコール性肝炎


重症アルコール性肝炎」

  [★]

アルコール性肝障害アルコール性肝炎
  • 090716IV

定義

  • アルコール性肝炎であり、多臓器の障害やエンドトキシン血症を伴うもので、多くは1ヶ月以内に死亡する

参考

  • 1. 文部科学研究費総合研究A 高田斑試案抜粋


重症型アルコール性肝炎」

  [★]

アルコール性肝障害アルコール性肝炎

急性アルコール性肝炎」

  [★]

acute alcoholic hepatitis


肝炎」

  [★]

hepatitis
肝炎ウイルス肝臓の病理

概念

  • 肝臓に炎症を生じた状態

疫学

  • B型肝炎:感染者数は約110~140万人、患者数は約7万人(慢性肝炎:約5万人、肝硬変・肝がん:約2万人) (参考1)
  • C型肝炎:感染者数は約190~230万人、患者数は約37万人(慢性肝炎:28万人、肝硬変・肝がん:約9万人) (参考1)  →  肝細胞癌の80%がC型肝炎ウイルスによる

病因

  • 薬物性
  • アルコール性
  • 細菌性
  • ウイルス性
  • 自己免疫性

病理

細菌

ウイルス

  • 形態・増殖などピコルナウイルス参考
  • 他のピコルナウイルスと異なり細胞培養では、 CPEを起こさない。
  • 感染経路:主に経口、糞便にウイルスを排世
  • 発熱を伴う。慢性化しない。
  • 予防:A型肝炎ワクチン(不活化ワクチン)
  • 逆転等酵素を有するDNAウイルス。エンベロープあり。
  • 抗HBs抗体一中和抗体・感染防止抗体  B型肝炎ワクチンによる予防  3TC
  • 感染経路:血液、体液、垂直感染 慢性化 約10%
  • Gianotti病(extrahepatic)
  • 感染経路:血液体液、
  • 慢性化:50-70%
  • インターフェロン療法HCV I FN昔効例全体で約30%
  • 日-t V型 f FN曹効例 2a60%、 2b45%、日本で多い1b15%)
  • HBVと同時に感染する。
  • Rib ozyme活性(RNAがRNAを切断)
  • 慢性化
  • E nterically-transmitted、 E ndemic
  • RNAウイルス
  • 妊婦での死亡率高い(10-20%)他   (HAV 約0-1%)
  • 人畜共通感染症(豚、イノシシ、鹿)
  • G型肝炎 肝炎との関連は当初考えられたほど高くない
  • TTV   1本鎖(-)DNA9歳以下8%、 10-20代50%、30代以降70%以上感染者
  • サイトメガロウイルス、アデノウイルス、EBウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、単純ヘルペスウイルス、B19ウイルス など

肝炎ウイルスまとめ

肝炎ウイルス.xls

感染症 A型肝炎 B型肝炎 C型肝炎 D型肝炎 E型肝炎
ウイルス HAV HBV HCV HDV HEV
ピコルナウイルス科 ヘパドナウイルス科 フラビウイルス科 未分類 ヘペウイルス科
ヘパトウイルス属 オルソヘパドナ属 ヘパシウイルス属 デルタウイルス属 ヘペウイルス属
ゲノム ssRNA+ dsDNA ssRNA+ ssRNA- ssRNA+
エンベロープ - + + + -
逆転写酵素 - + - - -
潜伏期 文献1 15-40days 50-180days 1-5months 21-90days 2-9weeks
文献2 約4週 1-6ヶ月 平均6-8週 平均7週 平均5-6週
           
type of onset 急性 潜行性 潜行性 急性 急性
前駆症状   関節炎、皮疹 関節炎、皮疹    
感染経路 経口・糞光
非腸管
その他 食物、水 性的接触、周産期感染。血液、体液、垂直感染 性的接触(稀)。血液、体液 性的接触(稀)
後遺症 キャリアー × ○(約10%) ○(約50-70%) ○(重複感染:2-20%) ×
慢性肝炎 × ×
肝硬変→肝細胞癌 × 2.5-3 %/年 5-7 %/年   ×
劇症肝炎 0.1% 0.2 % 0.2 %   0.3-5.0%
死亡率 0.1-0.2% 0.5-2.0%(健常者) 1-2%(健常者) 2-20% 2%(一般)。20%(妊婦)
発熱 ? ? ? ?
予防 A型肝炎ワクチン(不活化) B型肝炎ワクチン(成分, HBs抗原)、HBIG なし B型肝炎ワクチン(成分, HBs抗原) ワクチン
治療 なし IFN
ラミブジン
アデフォビル
エンテカビル
テルビブジン
INF+リバビリン

IFN(著効率:30%。2a 60%, 2b 45%, 1b 15%)
IFN? なし
その他 CPEなし Gianotti病   HBVと同時感染、Ribozyme活性 風土病。人獣共通感染症(豚、イノシシ、鹿)

参考

  • 1. 肝炎対策の経緯と今後 ―B 型肝炎訴訟・C 型肝炎訴訟を中心に― 国立国会図書館 ISSUE BRIEF NUMBER 702(2011. 2.22.)
2011年以前までの状況がサマリーしてあってよい
[display]http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0702.pdf
  • 2. 肝炎総合対策の推進 - 健康局疾病対策課肝炎対策推進室
[display]http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/index.html





アルコール」

  [★]

alcohol
エタノール



アルコールによる酩酊の分類

  • 酩酊
  • もうろう型、てんかん型
  • せんもう型

アルコールの急性症状 (血中アルコール濃度)

  • 0.5 mg/ml 以上で酒気帯び → 道路交通法(0.5 mg/ml以上で運転能力の低下、1.5 mg/ml以下では著しい低下。1.5-2.0 mg/mlがもっとも危険。これ以上では運転できない)
  • 血中アルコール濃度と酩酊の状態
  • 0.0-0.5 mg/ml::殆ど無症状か、わずかな熱覚、味覚や嗅覚の低下
  • 0.5-1.0 mg/ml:弱度酩酊:顔面紅潮、抑制からの解放、陽気、多幸感、不安や緊張の緩和、反応時間の延長など
  • 1.0-1.5 mg/ml:軽度酩酊:多弁、大胆、感覚の軽度麻痺、気分爽快、多弁など
  • 1.5-2.5 mg/ml:中程度酩酊:眠気に襲われる、言語不明瞭、平衡感覚が鈍麻し、千鳥足になる、理解・判断力鈍麻など
  • 2.5-3.5 mg/ml:強度酩酊:歩行困難、顔面蒼白、悪心、嘔吐、感覚麻痺、精神運動性興奮、言語不明瞭、諸反射の消失など
  • 3.5-4.5 mg/ml:重度酩酊、泥酔:意識消失、筋力消失、呼吸困難、体温低下、昏睡状態
  • 4.5- mg/ml:呼吸麻痺、心機能不全などで死亡する。

アルコールの慢性症状

アルコール中毒の患者において、脳神経でchromatosisが見られるが、ニューロンの脱落は末期まで見られない。小脳では虫部のニューロンが優先的に脱落する。大脳辺縁系の乳頭体に強い病変が見られる → ウェルニッケ・コルサコフ症候群と関連

アルコールによる非精神症状

  • 粘膜障害:腸壁障害により下痢

アルコールによる疾患

  • 身体疾患:アルコール性肝疾患(脂肪肝)、膵炎(急性膵炎、慢性膵炎)、大腿骨頭壊死症、末梢神経障害
  • 精神疾患:急性アルコール中毒、慢性アルコール中毒、アルコール依存症、アルコール精神病
(国試)100B077095B075

アルコールの摂取と疾患

アルコールの胎児への影響

SUB.260

アルコールの摂取量

  • 21世紀における国民健康づくり運動の目標値では節度ある適度な飲酒とは1日平均純アルコールで20g程度としている。 → ビール(5%) 400ml、日本酒(15%) 133.3ml
  • 脳卒中治療ガイドライン2009ではクモ膜下出血の発症予防には過度の飲酒(1週間に150g以上)を避けることが推奨されている。

アルコールの単位

  • アルコール摂取量の基準とされるお酒の1単位とは、純アルコールに換算して20g。


炎」

  [★]

  • n.
  • comb form.
  • (炎症の接尾辞)itis
炎光炎症




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