アマンタジン

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amantadine
塩酸アマンタジン amantadine hydrochlorideアマンタジン塩酸塩
アテネジンアマゾロンシンメトレル Symmetrelトーファルミンボイダンロティファミン


  • 抗ウイルス薬
  • インフルエンザ治療薬


歴史

  • 最初、A型インフルエンザに対する抗ウイルス薬として使われていたが、パーキンソン病患者がアマンタジンを服用したところパーキンソン病の症状が改善されたことから、パーキンソン病への薬効が見いだされた。

薬理作用

パーキンソン病治療薬

  • シナプス間隙におけるドーパミンの増量作用
  • ドーパミンの合成促進
  • ドーパミンの再取り込み抑制
  • ドーパミンの遊離促進





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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/29 11:07:48」(JST)

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和文文献

  • インフルエンザ流行期での淀川水系における抗インフルエンザ薬タミフル及びその活性代謝物、リレンザ、アマンタジンの存在実態 (京都大学環境衛生工学研究会 第33回シンポジウム講演論文集)
  • 東 剛志,中田 典秀,山下 尚之 [他]
  • 環境衛生工学研究 25(3), 112-115, 2011-07
  • NAID 40018935087
  • Case Report 嚥下障害に対して半夏厚朴湯とアマンタジンおよび嚥下訓練の併用療法が著効した1症例
  • 加藤 健吾,松村 治,太田 信之介 [他]
  • 漢方医学 35(3), 276-278, 2011
  • NAID 40018934384
  • パーキンソン病におけるアマンタジンの長期抗ジスキネジア効果
  • Wolf Elisabeth,Seppi Klaus,Katzenschlager Regina [他]
  • Movement disorders 4(3), 8-14, 2011-01
  • NAID 40018717616

関連リンク

アマンタジン (Amantadine) は示性式C10H15NH2、分子量151のアミン。別名1-アミノ アダマンタン、トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン-1-アミン 。アダマンタンにアミノ基がついた 構造をしている。実際の製剤名は塩酸アマンタジン。CAS登録番号は768-94-5、塩酸塩 ...
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添付文書

薬効分類名

  • 精神活動改善・パーキンソン症候群治療剤
  • 抗A型インフルエンザウイルス剤

販売名

アマンタジン塩酸塩錠100mg「日医工」

組成

 アマンタジン塩酸塩錠100mg「日医工」


  • 1錠中アマンタジン塩酸塩100mgを含有する。
    添加物として,セルロース,リン酸水素カルシウム,ポビドン,無水ケイ酸,ステアリン酸マグネシウム,ヒプロメロース,マクロゴール,タルク,酸化チタン,カルナウバロウを含有する。

禁忌

  • 透析を必要とするような重篤な腎障害のある患者[本剤は大部分が未変化体として尿中に排泄されるので,蓄積により,意識障害,精神症状,痙攣,ミオクロヌス等の副作用が発現することがある。また,本剤は血液透析によって少量しか除去されない。](「副作用」の項参照)
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能または効果

  • パーキンソン症候群
  • 脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下の改善
  • A型インフルエンザウイルス感染症
  • 「A型インフルエンザウイルス感染症」に本剤を用いる場合
  • 本剤は,医師が特に必要と判断した場合にのみ投与すること。例えば,以下の場合に投与を考慮することが望ましい。
    A型インフルエンザウイルス感染症に罹患した場合に,症状も重く死亡率が高いと考えられる者(高齢者,免疫不全状態の患者等)及びそのような患者に接する医療従事者等。
  • 本剤を治療に用いる場合は,抗ウイルス薬の投与が全てのA型インフルエンザウイルス感染症の治療に必須ではないことを踏まえ,本剤の使用の必要性を慎重に検討すること。
  • 本剤を予防に用いる場合は,ワクチン療法を補完するものであることを考慮し,下記の場合にのみ用いること。
  • ・ワクチンの入手が困難な場合
  • ・ワクチン接種が禁忌の場合
  • ・ワクチン接種後抗体を獲得するまでの期間
  • 本剤はA型以外のインフルエンザウイルス感染症には効果がない。

 パーキンソン症候群の場合

  • 通常,成人にはアマンタジン塩酸塩として初期量1日100mgを1?2回に分割経口投与し,1週間後に維持量として1日200mgを2回に分割経口投与する。
    なお,症状,年齢に応じて適宜増減できるが,1日300mg3回分割経口投与までとする。

 脳梗塞後遺症の場合

  • 通常,成人にはアマンタジン塩酸塩として1日100?150mgを2?3回に分割経口投与する。
    なお,症状,年齢に応じて適宜増減する。

 A型インフルエンザウイルス感染症の場合

  • 通常,成人にはアマンタジン塩酸塩として1日100mgを1?2回に分割経口投与する。
    なお,症状,年齢に応じて適宜増減する。
    ただし,高齢者及び腎障害のある患者では投与量の上限を1日100mgとすること。
  • 本剤は大部分が未変化体として尿中に排泄されるため,腎機能が低下している患者では,血漿中濃度が高くなり,意識障害,精神症状,痙攣,ミオクロヌス等の副作用が発現することがあるので,腎機能の程度に応じて投与間隔を延長するなど,慎重に投与すること。(「禁忌」,「慎重投与」,「副作用」の項参照)

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  • 「脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下の改善」に本剤を投与する場合,投与期間は,臨床効果及び副作用の程度を考慮しながら慎重に決定するが,投与12週で効果が認められない場合には投与を中止すること。
  • 「A型インフルエンザウイルス感染症」に本剤を投与する場合

 発症後に用いる場合

  • 発症後は可能な限り速やかに投与を開始すること。(発症後48時間以降に開始しても十分な効果が得られないとされている。)また,耐性ウイルスの発現を防ぐため,必要最小限の期間(最長でも1週間)の投与にとどめること。

 ワクチンの入手が困難な場合又はワクチン接種が禁忌の場合

  • 地域又は施設において流行の徴候があらわれたと判断された後,速やかに投与を開始し,流行の終息後は速やかに投与を中止すること。

 ワクチン接種後抗体を獲得するまでの期間に投与する場合

  • 抗体獲得までの期間は通常10日以上とされるが,抗体獲得後は速やかに投与を中止すること。
  • 小児に対する用法及び用量は確立していないので,小児に投与する場合は医師の判断において患者の状態を十分に観察した上で,用法及び用量を決定すること。(「小児等への投与」の項参照)

慎重投与

  • 心血管疾患(うっ血性心疾患等)又は末梢性浮腫のある患者[副作用として下肢浮腫が発現することがあり,心血管疾患や浮腫を悪化させるおそれがある。]
  • 腎障害のある患者[本剤は大部分が未変化体として尿中に排泄されるので,蓄積による副作用を避けるため用量の調節に十分注意すること。](「禁忌」,「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照)
  • 肝障害のある患者[副作用として肝障害が報告されているため,肝機能検査値に注意すること。]
  • 低血圧を呈する患者[めまい・立ちくらみ等があらわれやすい。]
  • 精神疾患のある患者[幻覚,妄想,錯乱,悪夢等の精神症状が増悪するおそれがある。](「警告」の項参照)
  • 閉塞隅角緑内障の患者[眼圧上昇を起こし,症状が悪化するおそれがある。]
  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重大な副作用

 悪性症候群(Syndrome malin)(頻度不明)

  • 急激な減量又は中止により,高熱,意識障害,高度の筋硬直,不随意運動,ショック症状等があらわれることがあるので,このような場合には再投与後,漸減し,体冷却,水分補給等の適切な処置を行うこと。本症発症時には,白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く,またミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
    なお,投与継続中にも同様の症状があらわれることがある。

 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)(頻度不明)

  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 視力低下を伴うびまん性表在性角膜炎,角膜上皮浮腫様症状(頻度不明)

  • このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 心不全(頻度不明)

  • このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 肝機能障害(頻度不明)

  • AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTP上昇等の肝機能障害があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。

 腎障害(頻度不明)

  • 腎障害があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
    なお,腎機能が低下している患者では,本剤の排泄遅延が起こりやすい。(「慎重投与」の項参照)

 意識障害(昏睡を含む),精神症状(幻覚,妄想,せん妄,錯乱等),痙攣,ミオクロヌス(頻度不明)

  • 意識障害(昏睡を含む),精神症状(幻覚,妄想,せん妄,錯乱等),痙攣,ミオクロヌスがみられることがある。このような場合には,減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。特に腎機能が低下している患者においてあらわれやすいので注意すること。

薬効薬理

 抗パーキンソン症候群作用・精神賦活作用

  • ラットの脳切片における実験でドーパミンの放出促進作用及び合成促進作用が認められており,減退しているドーパミン作動ニューロン活性を高める(抗パーキンソン症候群作用)とともに,ドーパミン作動物質として働き脳機能を改善(精神賦活作用)すると考えられる。3)

 カタレプシー抑制作用

  • クロルプロマジン,レセルピン等の神経弛緩剤により惹起されるラットのカタレプシーに対し抑制作用のあることが示されている。4)

 A型インフルエンザウイルスに対する作用

  • アマンタジンは,インフルエンザウイルスA型株の複製を初期段階(脱殻uncoatingの段階)で阻害する。5)

有効成分に関する理化学的知見

 一般名

  • アマンタジン塩酸塩(Amantadine Hydrochloride)

 化学名

  • Tricyclo[3.3.1.13,7]dec-1-ylamine monohydrochloride

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 分子式

  • C10H17N・HCl

 分子量

  • 187.71

 性状

  • 白色の結晶性の粉末で,においはなく,味は苦い。
    ギ酸に極めて溶けやすく,水,メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない
    本品1.0gを水5mLに溶かした液のpHは4.0?6.0である。


★リンクテーブル★
国試過去問095H024」「097D044」「100B068
リンク元インフルエンザ」「パーキンソン病治療薬
関連記事アマ

095H024」

  [★]

  • 次の文を読み、22~24の問いに答えよ。
  • 20歳の男性。発熱と咽頭痛とを主訴に来院した。
  • 現病歴 : 10日前から全身倦怠感、38℃前後の発熱および咽頭痛が出現した。さらに、食欲不振、眼瞼の浮腫および上腹部重圧感も加わってきた。近医で感冒として治療を受けたが改善しないため来院した。
  • 家族歴・既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 身長173cm、体重73 kg。体温37.8℃。脈拍90/分、整。血圧134/90mmHg。咽頭部発赤、扁桃の腫大・発赤および表在リンパ節(顎下、側頚部、腋窩)の腫大を認める。聴診上異常はない。
  • 検査所見 : 尿所見:比重1.030、蛋白(±)、糖(-)、ウロビリノゲン2+、潜血(-)。
  • 血液所見:赤沈65 mm/1時間、赤血球505万、Hb 16.5 g/dl、Ht49%、白血球9,000、血小板20万。凝固系に異常はない。
  • 血清生化学所見:総蛋白7.6 g/dl、γ-グロブリン20%、総コレステロール170 mg/dl、尿素窒素25 mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、GOT250単位(基準40以下)、GPT300単位(基準35以下)、LDH680単位(基準176~353)、アルカリホスファターゼ220単位(基準260以下)。CRP7.2mg/dl(基準0.3以下)。
  • この患者に投与してはならないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095H023]←[国試_095]→[095H025

097D044」

  [★]

  • 76歳の男性。発熱と食欲不振とを主訴に搬入された。60歳ころから手足のふるえ、歩きにくさ、大きな声が出ない及び動作が遅くなるなどの症状が出現し、徐々に進行してきたため外出するのがおっくうになった。歩行障害は当初、薬物治療によって軽快していたが、近年薬効は乏しくなった。体温39.8℃。脈拍120/分、整。胸部にcoarse crackles(水泡音)を徳取した。意識は清明であったが、頚部と四肢との筋固縮、四肢の安静時振戦および無動を認め、歩行はできなかった。誤嚥性肺炎と敗血症とのために第12病日に死亡した。剖検時の脳組織H-E染色標本を以下に示す。
  • この患者の基礎疾患に用いられる薬物はどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)


[正答]
※国試ナビ4※ 097D043]←[国試_097]→[097D045

100B068」

  [★]

  • 肺感染症の原因微生物と治療薬の組合せで正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100B067]←[国試_100]→[100B069

インフルエンザ」

  [★]

influenza, Flu, flu
流行性感冒epidemic catarrh
インフルエンザウイルス


概念

病原体

潜伏期間

  • 1-5日

感染経路

疫学

  • 冬期に流行

症状

合併症

  • 細菌性肺炎
気道粘膜の抵抗性低下、貪食細胞の機能低下による。
起炎菌:黄色ブドウ球菌、肺炎連鎖菌、インフルエンザ桿菌。
  • ライ症侯群
中枢神経合併症で小児に見られる。インフルエンザ及び水痘感染に際してみられる重篤な合併症。新形態射精疾患(急性非炎症性脳炎、脂肪肝から肝機能障害も起こす)。解熱剤として使われたアスピリンとの因果関係がある、らしい。このため、インフルエンザの解熱、とりわけ小児についてはアセトアミノフェンを使うこととなっている。
  • 中枢神経症状
A型インフルエンザウイルスによる上気道炎回復後2-3週間に発症。脳炎タイプは一過性で予後はよい。脳症タイプは予後が悪い。

経過

  • 全身症状(発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛)→局所症状(咳、咽頭痛)→鼻汁、結膜充血、流涙→局所症状の始まりから2-3日で回復

治療

治療薬

検査

  • ウイルス分離:MDCK細胞に接種しCPEの観察。発育鶏卵を利用した羊膜amniotic cavity内接種。尿膜allantoic cavity内培養
  • ウイルス粒子検出:PCR
  • 血清診断:ペア血清を用いて、赤血球凝集抑制試験補体結合反応中和試験で診断

予防

香港A型、ソ連A型、およびB型のウイルスが含まれる
精製ウイルスからエーテル処理により脂質を除去したもの
→表面抗原に対する抗体は誘導されない→感染時に症状を軽減する効果

法令



パーキンソン病治療薬」

  [★]

antiparkinson agent, antiparkinsonism drug
パーキンソン病薬理学

ドパミン前駆体

ドパミン受容体作動薬

MAO-B阻害薬

ドパミン放出促進

中枢性抗コリン作用

ノルアドレナリン前駆体


アマ」

  [★]

flaxLinum usitatissimum
亜麻亜麻仁アマ属




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