アシクロビル

出典: meddic

acyclovir, ACV
アシクログアノシン acycloguanosine
アイラックスアクチオスアクチダスアシクリルアシクロビンアシビルアシロミンアストリックエアーナースグロスパールクロベートゾビクロビルゾビラックスナタジールビクロックスビゾクロスビルヘキサルビルレクスファルラックスベルクスロン
抗ウイルス薬ウイルス
  • 抗ヘルペス薬
  • グアノシンの誘導体で、糖の2'と3'を欠き、非環状となっている。

作用機序

  • アシクロビルはHSVやVZVがコードするチミジンキナーゼによりアシクロビル一リン酸となる。次に宿主由来のチミジンキナーゼによりアシクロビル二リン酸、アシクロビル三リン酸となる。ウイルスDNAポリメラーゼによりアシクロビル三リン酸が取り込まれると、3'-OHを欠くためにDNA合成反応が停止する。これによりウイルスの増殖を抑制する。
  • 宿主細胞のチミジンキナーゼはACVを一リン酸化できないので、非感染細胞ではDNA合成阻害は起こらない。

適応

  • 単純ヘルペスウイルス感染症
  • 水痘・帯状疱疹ウイルス感染症


予防のためには投与は適応外である。
サイトメガロウイルスには無効である


注意

副作用





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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/10/12 10:43:55」(JST)

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和文文献

  • 外傷後に発症した角膜ヘルペスの1例
  • 坂本 拡之/高村 悦子/篠崎 和美
  • 東京女子医科大学雑誌 82(E1), E269-E272, 2012-01-31
  • … 後の細菌感染による角膜実質炎の経過と考え、抗菌点眼薬を増量したが、1週間後には輪部腫脹、眼圧27mmHgと上昇し、4週間後に樹枝状角膜炎を発症した.病巣部から単純ヘルペスウイルス1型が証明され、アシクロビル眼軟膏により樹枝状角膜炎は消失した.角膜ヘルペスに対する治療により、角膜所見は改善し矯正視力1.2となった.,【結論】角膜ヘルペスの既往が明らかでなく、外傷後に発症した特異な経過をとった1例 …
  • NAID 110008767990
  • 免疫抑制点眼薬使用中に発症した角膜ヘルペス
  • 能谷 紘子/高村 悦子/三宮 瞳/田尻 晶子/木全 奈都子/篠崎 和美/堀 貞夫
  • 東京女子医科大学雑誌 82(E1), E244-E248, 2012-01-31
  • … 角膜ヘルペスを疑い、シクロスポリン点眼とステロイド薬点眼を中止し、アシクロビル眼軟膏に変更した。 … 0.1%タクロリムス点眼を中止しアシクロビル眼軟膏、抗菌点眼薬を2週間使用し角膜潰瘍は消失した。 …
  • NAID 110008767985
  • 妊娠中に発症した重度顔面神経麻痺(Bell 麻痺)に大三五七散料と香蘇散の併用が奏効した一例
  • 西田 欣広,唐木田 真也,楢原 久司,織部 和宏
  • 日本東洋醫學雜誌 = Japanese journal of oriental medicine 62(4), 570-573, 2011-07-20
  • … 一般に顔面神経麻痺の中でBell麻痺は約70%が自然治癒し,残りはステロイドや抗ウイルス剤(アシクロビル)療法でほとんどが軽快するとされているが,極数%の重症例では西洋医学的治療が無効である。 …
  • NAID 10029341488

関連リンク

アシクロビル (aciclovir) は、ウイルス感染症の治療薬である。バローズ・ウェルカム研究 所でガートルード・エリオンが開発した。 目次. 1 化学的性状; 2 販売状況; 3 薬理; 4 効果・効能; 5 関連項目. [編集] 化学的性状. 白色から微黄白色の結晶性の粉末で、 ...
ゾビラックスとは?アシクロビルの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる (おくすり110番:薬事典版)

関連画像

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添付文書

薬効分類名

  • 抗ウイルス化学療法剤

販売名

アストリック ドライシロップ80%

組成

  • アストリックドライシロップ80%は、1g中に次の成分を含有する。

有効成分・含有量

  • アシクロビル 800mg

添加物

  • D-マンニトール、ヒドロキシプロピルセルロース、サッカリンNa水和物、アスパルテーム (L-フェニルアラニン化合物)

禁忌

  • 本剤の成分あるいはバラシクロビル塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者

効能または効果

[成人]

  • 単純疱疹

造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症 (単純疱疹) の発症抑制
帯状疱疹

[小児]

  • 単純疱疹

造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症 (単純疱疹) の発症抑制
帯状疱疹
水痘
性器ヘルペスの再発抑制

  • 小児の性器ヘルペスの再発抑制においては、体重40kg以上に限り投与すること。
  • 成人における性器ヘルペスの再発抑制に対する適応はない。

[成人]

単純疱疹:

  • 通常、成人には1回アシクロビルとして200mgを1日5回経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症 (単純疱疹) の発症抑制:

  • 通常、成人には1回アシクロビルとして200mgを1日5回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

帯状疱疹:

  • 通常、成人には1回アシクロビルとして800mgを1日5回経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

[小児]

単純疱疹:

  • 通常、小児には体重1kg当たり1回アシクロビルとして20mgを1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は200mgとする。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:

  • 通常、小児には体重1kg当たり1回アシクロビルとして20mgを1日4回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口投与する。ただし、1回最高用量は200mgとする。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

帯状疱疹:

  • 通常、小児には体重1kg当たり1回アシクロビルとして20mgを1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は800mgとする。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

水痘:

  • 通常、小児には体重1kg当たり1回アシクロビルとして20mgを1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は800mgとする。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

性器ヘルペスの再発抑制:

  • 通常、小児には体重1kg当たり1回アシクロビルとして20mgを1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は200mgとする。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

  • 腎障害のある患者又は腎機能の低下している患者、高齢者では、精神神経系の副作用があらわれやすいので、投与間隔を延長するなど注意すること。なお、本剤の投与間隔の目安は下表のとおりである (参考) 注)。なお、腎障害を有する小児患者における本剤の投与量、投与間隔調節の目安は確立していない。

[「慎重投与」、「重要な基本的注意」、「高齢者への投与」及び「過量投与」の項参照]



注) 外国人における成績である。

慎重投与

  • 腎障害のある患者

[「用法及び用量に関連する使用上の注意」及び「重要な基本的注意」の項参照]

  • 肝障害のある患者

[肝障害が増悪するおそれがある。]

  • 高齢者[「用法及び用量に関連する使用上の注意」、「重要な基本的注意」及び「高齢者への投与」の項参照]
  • 小児[「小児等への投与」の項参照]

重大な副作用

アナフィラキシーショック、アナフィラキシー様症状 (呼吸困難、血管浮腫等)

(頻度不明)

汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、播種性血管内凝固症候群 (DIC)、血小板減少性紫斑病

(頻度不明)

急性腎不全

(頻度不明)

精神神経症状

(頻度不明)

  • 意識障害 (昏睡)、せん妄、妄想、幻覚、錯乱、痙攣、てんかん発作、麻痺等がみられることがある。

中毒性表皮壊死症 (Toxic Epidermal Necrolysis: TEN)、皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson症候群)

(頻度不明)

呼吸抑制、無呼吸

(頻度不明)

間質性肺炎

(頻度不明)

肝炎、肝機能障害、黄疸

(頻度不明)

急性膵炎

(頻度不明)

薬効薬理

  • ヘルペス群ウイルス感染細胞内でウイルス誘導のチミジンキナーゼにより酸化されて活性型のアシクロビル三リン酸となり、ウイルスDNAポリメラーゼを阻害すると共にウイルスのDNAに取り込まれてウイルスのDNA鎖形成を阻害する。正常細胞では活性化を受けないので、正常細胞への毒性は極めて低い。2)

有効成分に関する理化学的知見

一般名:

  • アシクロビル (Aciclovir)

化学名:

  • 2-Amino-9-[(2-hydroxyethoxy)methyl]-1, 9-dihydro-6H -purin-6-one

分子式:

  • C8H11N5O3

分子量:

  • 225.20

構造式:

性状:

  • アシクロビルは、白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。

水に溶けにくく、エタノール (99.5) に極めて溶けにくい。0.1mol/L塩酸試液又は希水酸化ナトリウム試液に溶ける。 ■


★リンクテーブル★
国試過去問106A045」「095H024」「108I078」「098D055」「095G054」「108I073」「106I072」「100B068」「096H041」「092B072
リンク元性感染症」「水痘」「単純ヘルペスウイルス」「抗ウイルス剤」「ガンシクロビル
拡張検索アシクロビルナトリウム」「アシクロビル三リン酸
関連記事シクロ」「ビル

106A045」

  [★]

  • 8歳の男児。発熱を主訴に来院した。 1週前から39℃前後の発熱が持続していた。全身倦怠感、食欲不振および強い咽頭痛を伴うようになり、食事や水分が摂れなくなったため受診した。半年前に肺炎で入院し、アンピシリンによる治療を受けた際に、発疹が出現して治療薬を変更した既往がある。
  • 意識は清明。体温39.2℃。脈拍120/分、整。呼吸数24/分。両側の頚部に径2cmのリンパ節を3個触知する。リンパ節は表面平滑、軟で、圧痛なく可動性良好である。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に軟らかな肝を3cm、左肋骨弓下に脾を2cm触知する。皮膚緊張度の低下を認める。
  • 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、沈渣に異常を認めない。血液所見:赤血球420万、 Hb12.8g/dl、 Ht39%、白血球12,800(好中球30%、好酸球1%、好塩基球1%、リンパ球56%、異型リンパ球12%)、血小板18万。血液生化学所見:総蛋白6.4g/dl、アルブミン3.8g/dl、尿素窒素20mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、総ビリルビン0.8mg/dl、 AST320IU/l、 ALT 196IU/l、 LD 650IU/l(基準277-580)。咽頭の写真(別冊No. 19)を別に示す。
  • 初期治療として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106A044]←[国試_106]→[106A046

095H024」

  [★]

  • 次の文を読み、22~24の問いに答えよ。
  • 20歳の男性。発熱と咽頭痛とを主訴に来院した。
  • 現病歴 : 10日前から全身倦怠感、38℃前後の発熱および咽頭痛が出現した。さらに、食欲不振、眼瞼の浮腫および上腹部重圧感も加わってきた。近医で感冒として治療を受けたが改善しないため来院した。
  • 家族歴・既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 身長173cm、体重73 kg。体温37.8℃。脈拍90/分、整。血圧134/90mmHg。咽頭部発赤、扁桃の腫大・発赤および表在リンパ節(顎下、側頚部、腋窩)の腫大を認める。聴診上異常はない。
  • 検査所見 : 尿所見:比重1.030、蛋白(±)、糖(-)、ウロビリノゲン2+、潜血(-)。
  • 血液所見:赤沈65 mm/1時間、赤血球505万、Hb 16.5 g/dl、Ht49%、白血球9,000、血小板20万。凝固系に異常はない。
  • 血清生化学所見:総蛋白7.6 g/dl、γ-グロブリン20%、総コレステロール170 mg/dl、尿素窒素25 mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、GOT250単位(基準40以下)、GPT300単位(基準35以下)、LDH680単位(基準176~353)、アルカリホスファターゼ220単位(基準260以下)。CRP7.2mg/dl(基準0.3以下)。
  • この患者に投与してはならないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095H023]←[国試_095]→[095H025

108I078」

  [★]

  • 28歳の女性。激しい頭痛を主訴に来院した。 3日前から発熱とともに前頭部痛が生じ、次第に増強してきた。今朝はさらに高熱となり少しぼんやりしていた。意識レベルは JCSII-10。体温 40.2℃。脈拍 140/分、整。血圧 126/72 mmHg。項部硬直と Kernig徴候とを認める。対光反射、眼球運動、四肢の運動および腱反射に異常なく、 Babinski徴候も認めない。血液所見:赤血球 380万、 Hb 12.0 g/dl、Ht 38%、白血球 16,000(桿状核好中球 18%、分葉核好中球 62%、単球 4%、リンパ球 16% )、血小板 18万。 CRP 26 mg/dl。頭部単純 CTで異常を認めなかったので腰椎穿刺を行った。脳脊髄液所見:初圧 240 mmH2O(基準 70~170)、外観は淡黄白色に混濁、細胞数 5,600/mm3(基準 0~ 2)(多形核球 100% )、蛋白 230 mg/dl(基準 15~45)、糖 8mg/dl(基準 50~75)。脳脊髄液の Gram染色で Gram陽性双球菌が見られた。
  • 治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 108I077]←[国試_108]→[108I079

098D055」

  [★]

  • 24歳の女性。独語と興奮とが激しいために家族とともに救急車で来院した。既往歴と家族歴とに特記することはない。大学卒業後商社に就職、未婚。1週前に咽頭痛、咳および発熱のために感冒薬の投与を受けたが、その後も咽頭痛が続いた。今朝37.5℃の発熱があり頭痛を訴えた。昼ころから多弁になり意味不明の言動が多くなり、興奮も強くなった。来院時、急性錯乱状態で、話しかけても全く意思疎通ができない。運動麻痺はなく深部反射に異常を認めない。対応としてまず行うのはどれか。
  • (1) 眼底検査を行った上で腰椎穿刺をする。
  • (2) 血清ウイルス抗体価を検査する。
  • (3) ジアゼパムを静脈内投与する。
  • (4) インドメタシンを投与する。
  • (5) アシクロビルを投与する。
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 098D054]←[国試_098]→[098D056

095G054」

  [★]

  • 25歳の女性。昨日夕方から多弁で理解困難な言動が多くなり、本日朝から興奮が強くなったため即日入院となった。4日前から38℃台の発熱と頭痛とがあり、「今朝何をしたかわからない。」、「変なにおいがする。」という訴えがあった。軽度の項部硬直以外に神経学的異常を認めない。血清生化学所見:血糖98 mg/dl。脳脊髄液所見:圧190 mmH2O(基準70~170)、水様透明、細胞数30/mm3(基準0~2)ですべてリンパ球、蛋白73 mg/dl(基準15~45)、糖61mg/dl(基準50~75)。頭部CTで両側側頭葉の浮腫性変化を認める。
  • 最も適切な薬剤はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095G053]←[国試_095]→[095G055

108I073」

  [★]

  • 22歳の女性。外陰部の違和感を主訴に来院した。 2か月前から気になっているという。痒みや痛みはない。陰唇と会陰部とに隆起性の病変が見られたため生検を行った。外陰部の写真 (別冊 No.29A)と生検組織の H-E染色標本 (別冊 No.29B、C)とを別に示す。
  • 治療として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108I072]←[国試_108]→[108I074

106I072」

  [★]

  • 78歳の女性。左耳の痛みと左顔面の動かしにくさとを主訴に来院した。今朝から左難聴耳鳴および回転性めまいを自覚している。顔面の写真(別冊No. 19A)と口腔内の写真(別冊No. 19B)とを別に示す。
  • 副腎皮質ステロイドと併用する治療薬として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106I071]←[国試_106]→[106I073

100B068」

  [★]

  • 肺感染症の原因微生物と治療薬の組合せで正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100B067]←[国試_100]→[100B069

096H041」

  [★]

  • 慢性腎不全患者に常用量を投与してよいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096H040]←[国試_096]→[096H042

092B072」

  [★]

  • 疾患と治療との組み合わせで正しいのはどれ
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

性感染症」

  [★]

sexually transmitted disease, STD, STI
性行為感染症
性病

定義

  • 性行為を介して、ヒトからヒトへ病原微生物が直接伝播する感染症の総称
  • 性行為は性交のみに限らず、また異性間の場合も同性間の場合も含まれ,性器以外の性交に類似した行為も該当する。

疫学

♂:淋菌性尿道炎 > クラミジア性尿道炎 > 性器ヘルペス > 尖圭コンジローマ ♀:クラミジア性尿道炎 > 性器ヘルペス > 尖圭コンジローマ > 淋菌性尿道炎

性感染症

病原体 感染症 原因ウイルス
ウイルス 性器ヘルペス 単純ヘルペスウイルス
尖圭コンジローマ子宮頚癌 ヒト乳頭腫ウイルス
B型肝炎 B型肝炎ウイルス
C型肝炎 C型肝炎ウイルス
エイズ ヒト免疫不全ウイルス
成人T細胞白血病 ヒトTリンパ球向性ウイルス
サイトメガロウイルス感染症 サイトメガロウイルス
伝染性軟属腫 伝染性軟属腫ウイルス
伝染性単核症 EBウイルス
細菌 梅毒 梅毒トレポネーマ
性器クラミジア感染症 クラミジア・トラコマチス
淋病 淋菌
軟性下疳 ヘモフィルス・デュクレイ
鼠径部肉芽腫 肉芽腫カリマトバクテリウム
赤痢 赤痢菌
非淋菌性尿道炎 クラミジア・トラコマチスマイコプラズマウレアプラズマ
真菌 口腔カンジダ症 カンジダ
非淋菌性尿道炎 カンジダ
寄生虫、
原虫
いろいろ トリコモナス
非淋菌性尿道炎 腟トリコモナス
アメーバ赤痢 赤痢アメーバ
毛ジラミ症 Phthirus pubis
疥癬 疥癬虫
白癬 Trichophyton rubrum, Trichophyton mentagrophytes
ランブル鞭毛虫下痢症 ランブル鞭毛虫

治療薬

QB.Q-265
淋疾 淋菌 ペニシリン、セフェム(セフトリアキソン)
非淋菌性尿道炎 クラミジア・トラコマティスなど テトラサイクリンマクロライド
外陰ヘルペス 単純ヘルペス アシクロビル
梅毒 梅毒スピロヘータ ペニシリン
鼡径リンパ肉芽腫症 クラミジア・トラコマティス テトラサイクリンマクロライド
軟性下疳 ヘモフィルス・デュクレイ マクロライドテトラサイクリン
疥癬 疥癬虫 安息香酸ベンジル
伝染性単核球症 EBウイルス  

URL

  • 性感染症
http://sks.oriaca.net/
  • STDの現状と取り扱い
http://www.jsog.or.jp/PDF/51/5109-203.pdf




水痘」

  [★]

すいとう
varicella, chickenpox
水疱瘡(みずぼうそう)
水痘・帯状疱疹ウイルス帯状疱疹水痘生ワクチン


  • 五類感染症(小児科定点)(週)

特徴

  • 100%顕性感染

病原体

潜伏期間

  • 潜伏期:11-21(平均15日)

感染経路

  • 空気感染?
  • 接触感染・飛沫感染→結膜・気道粘膜 (SMB.528)

疫学

  • 年齢:5-9歳。(熱帯、亜熱帯では成人が感染する)。ほとんどが10歳以前に感染
  • 免疫不全患者や新生児では重症化
  • 季節性:12-1月ピーク。8-10月谷。
  • 感染率:家族内感染70-90%
  • 新生児の死亡率は30%
  • 白血病児では死亡率が高い。
  • 米:130-200人死亡/年。白血病児の死亡率:7-28%
  • 日:白血病児の死亡数、死亡率:水痘 36/118(30.5%)、帯状疱疹 1/48(2.1%)、麻疹 7/48(12.1%)

症状

  • 全身倦怠感、小紅斑(掻痒感。頭皮にも出現。口腔粘膜、眼瞼粘膜。紅斑→丘疹→水疱→膿疱→痂皮→瘢痕無し)

合併症

脳炎
小脳失調症
(1000例中1例以下)
成人での合併例が多い 20%

母子感染

  • 母胎は水痘に感染しやすい。発症したらアシクロビルによる治療を行う。

先天性水痘症候群

  • 妊娠初期に罹患した例の5%(61例中3例)で起こる
眼症状、大脳萎縮、皮膚瘢痕、四肢欠損、萎縮

周産期及び新生児期水痘

母胎の発症  新生児の発症
-----------------------------
出産5日以前 生後0-4日  →正常
前4日-後2日 生後5-10日 →重症 播種性・出血性水痘 死亡率30%
-----------------------------
  • 水痘の既往やワクチン投与のない妊婦が分娩5日前-分娩2日後に水痘を発症した場合、胎児の水痘が重症化する(死亡率30%)
→抗体が母体から新生児に移行しないため
分娩間近や分娩前の発症:母胎に免疫グロブリンを投与。
産後2日以内の発症  :新生児に免疫グロブリンの投与

経過

  • 7-10日で治癒

治療

  • アシクロビルビダラビン
  • 感染から72時間以内:水痘ワクチン接種→60-80%の発症阻止 (NDE.428)
  • 感染から一週間以内:抗ウイルス薬の服用→軽症化 (NDE.428)

検査

  • 水痘皮内反応。8hrで判定できる。陰性ならワクチン接種。

予防

  • 水痘生ワクチン。
  • 免疫の獲得率が90%程度。水痘の感染防除、帯状疱疹の発症予防にも効果有り
  • 免疫不全症患者も接種可能。ただし全く免疫が0の患者にはいけない。
  • ZIG
  • 日本にはない
  • 免疫グロブリン製剤

出席停止の解除(学校保険法)

  • 発疹が全て痂皮化するまで (NDE.428)



単純ヘルペスウイルス」

  [★]

herpes simplex virus, HSV
ヒトヘルペスウイルス
ウイルスヘルペスウイルス科アルファヘルペス亜属
単純ヘルペスウイルス感染症ウイルス

ウイルス学

  • ヘルペスウイルス科アルファヘルペスウイルス属に属する
  • エンベロープ有り
  • 二本鎖DNA
  • 三叉神経節(1型)、仙骨神経節(2型)に潜伏感染。
  • 時折、再活性化される。

病原体

  • 血清型により2種類に分かれる
  • 単純ヘルペスウイルスI型(ヒトヘルペスウイルス1型 human herpes virus-1 HHV-1)
  • 単純ヘルペスウイルスII型(ヒトヘルペスウイルス2型 human herpes virus-2 HHV-2)

潜伏期間

  • 1-26日(中央値 6-8日)
  • 単純ヘルペスウイルスI型(ヒトヘルペスウイルス1型)
口唇、目などに病巣を形成
  • 単純ヘルペスウイルスII型(ヒトヘルペスウイルス2型)
陰部を中心とした感染

感染経路

症状

感染症

  • 持続感染(潜伏感染)-→一生存在し続ける-→回帰発症(感冒、ストレス、日焼け、月経、末梢神経への外科的侵襲)
  • 不顕性感染が多い?
  • 神経向性が強い
  • 一次増殖(局所)--(求心性の軸索流にのって神経節へ)-→神経細胞内に潜伏感染
  • 限局型と汎発型

新生児ヘルペス

  • 母胎の単純ヘルペスウイルス感染による。約90%の症例が母子感染で、こののうち30%が死亡する。
  • 母胎が性器ヘルペスに罹患してた場合、初感染の場合には50%、再感染では3%の割合で母子感染(経産道感染)が見られる。

カポジ水痘様発疹症

治療薬

  • アシクロビル




抗ウイルス剤」

  [★]

antiviral agentantiviral drugvirucideantiviral
抗ウイルス抗ウイルス性抗ウイルス薬


ガンシクロビル」

  [★]

ganciclovir
9-[1,3-dihydroxy-2-propoxymethyl] guanine, 1,3-dihydroxy-2-propoxymethyl guanine
デノシンバリキサ
抗ウイルス薬ウイルス


概念

  • 抗ウイルス薬
  • アシクロビルに類似した構造を持つ。
  • アシクロビルが無効であるサイトメガロウイルスに対して抗ウイルス作用がある
  • 副作用がACVより強いため、適応はサイトメガロウイルスのみである。

作用機序

  • サイトメガロウイルスのUL97遺伝子にコードされるリン酸転移酵素によりガンシクロビル一リン酸となる。以降、ACVと同様の経路でDNA合成を阻害する。
  • CMV がガンシクロビルをリン酸化する酵素をコードする遺伝子を保有していることから、この酵素によりリン酸化されることによってウイルスのDNA polymeraseを阻害し、ウイルスの増殖を抑制する。

適応

副作用

  • 骨髄抑制


文献

PMID 922905459


アシクロビルナトリウム」

  [★]

acyclovir sodium
アシクロビル


アシクロビル三リン酸」

  [★]

acyclovir triphosphate


シクロ」

  [★]

cyclo
環状サイクロ


ビル」

  [★]

building
建物




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