せん妄

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譫妄

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和文文献

  • PS-074-3 高齢者消化管手術後せん妄に対する予測因子としての改定長谷川式簡易知能評価スケールとE-PASSの評価(PS-074 ポスターセッション(74)高齢者,第111回日本外科学会定期学術集会)
  • 沼田 幸司,浅利 昌大,大澤 絵都子,土田 知史,吉田 達也,大佛 智彦,米山 克也,笠原 彰夫,山本 裕司
  • 日本外科学会雑誌 112(臨時増刊号_1・2), 632, 2011-05-25
  • NAID 110008684822
  • PS-007-2 せん妄評価スケール(DRS-R98)を用いた開心術後脳障害の検討(PS-007 ポスターセッション(7)心臓:周術期管理-2,第111回日本外科学会定期学術集会)
  • 勝股 正義,石坂 透,黄野 皓木,石田 敬一,丸山 拓人,椛沢 政司,松宮 護郎
  • 日本外科学会雑誌 112(臨時増刊号_1・2), 518, 2011-05-25
  • NAID 110008684366

関連リンク

せん妄という用語は、病気ではなく、ある異常な精神状態を指すものです。医学用語としての具体的な定義がありますが、あらゆるタイプの混乱状態を総称する言葉として使用されることもしばしばです。せん妄は決して正常ではなく ...
せん妄とは せん妄は急性の脳機能障害で、急性錯乱状態(acute confusional stateまたはdisorder)、急性脳症候群(acute brain syndrome)などとも呼ばれ、意識狭窄・変容の一型である。短期間のうちに現れる軽度から中等度の ...
せん妄。せん妄とはどんな障害か 「入院したら母が急におかしなことをいうようになり、日にちもわからなくなった。環境が変わって認知症(にんちしょう)になったのかもしれない」というような経験のある人がいるかもしれま goo ...

関連画像

お仕事 | 00:47 | - | - | pookmark |認知症とせん妄の違い.jpg夜間せん妄imageせん妄とは、意識障害の一種で せん妄


★リンクテーブル★
国試過去問096C013」「107B050」「095H013」「106C027」「099I004」「100C028」「108D036」「101G059」「102H022」「108G060」「103A013」「101F007」「106I025」「102E020」「099B047」「108G009」「102C005」「089B066」「085A075」「087B068
リンク元統合失調症」「意識障害」「譫妄」「失見当識」「意識変容
拡張検索術後せん妄」「熱性せん妄

096C013」

  [★]

  • 次の文を読み、13~15の問いに答えよ。
  • 56歳の男性。言動の異常を心配した妻に伴われて来院した。担当医の要請で精神保健指定医が診察した。
  • 現病歴 : 1週前に全身倦怠感を訴え内科を受診したところ、肝機能異常の悪化を指摘され、自宅療養と断酒とを指示された。毎日欠かさなかった焼酎4~6合/日の晩酌を止め、安静に専念していたが、数日前から頭痛、発汗および不眠を訴え始め、ついで精神的に焦燥感が強く不機嫌になってきた。昨日、部屋の中に虫がたくさんいて、おそってくる。」と大声をあげておびえ、虫を身体から払う動作を繰り返したり、家の外に逃げだそうとした。家族がいくら否定しても聞き入れない。夜になってますます不穏となり、昨夜は全く眠っていない。
  • 既往歴 : 肝障害のため2年前に投薬を受けたことがある。
  • 生活歴 : 妻と息子2人の4人家族。20歳時からの大酒家であるが、仕事には真面目な家具職人として現在に至る。
  • 現症 : 身長165cm、体重65kg。体温36.5℃。脈拍110/分、整。血圧140/80mmHg。全身の発汗が著明。神経学的診察では細かな手指振戦を認める他は異常を認めない。いろいろ質問しても注意が散漫で何度も聞き直す。時には質問の内容にそぐわない答えが返ってくる。時間や場所に開する見当識や記銘カは明らかに障害されている。診察中にも、「虫がいる。」と言って何度も診察室から逃げだそうとする。入院を勧めても、「こんな恐ろしいところにいたくない。」と頑として入院を拒否する。
  • 検査所見 : 血液所見:赤血球400万、Hb 11.0g/dl、Ht38%、白血球9,600、血小板17万。血清生化学所見:空腹時血糖110mg/dl、総蛋白6.0g/dl、アンモニア30μg/dl(基準18~48)、総ビリルビン1.0mg/dl、AST(GOT)150単位(基準40以下)、ALT(GPT)60単位(基準35以下)、LDH 430単位(基準176~353)、アルカリホスファターゼ 260単位(基準260以下)、γ-GTP240単位(基準8~50)。
  • この患者にみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096C012]←[国試_096]→[096C014

107B050」

  [★]

  • 次の文を読み、49~51の問いに答えよ。
  • 77歳の男性。歩行困難のため搬入された。
  • 現病歴:最近手のしびれを自覚したため1か月前からかかりつけ医でビタミンB12を投与されていた。今朝、散歩中に公園のトイレで一時的に意識がもうろうとなり転倒した。すぐに意識は回復したが、右殿部の強い痛みで歩けなくなったために救急車を要請した。日常生活は自立していた。
  • 既往歴:3年前に軽い脳梗塞を発症し、アスピリンを内服している。残存する上下肢の麻痺はない。逆流性食道炎、前立腺肥大症および脂質異常症で、プロトンポンプ阻害薬、α1遮断薬およびHMG-CoA還元酵素阻害薬を内服している。
  • 生活歴:無職。要支援1と認定されている。74歳の妻と2人暮らし。
  • 家族歴:父親が肺結核。
  • 現症:意識は清明。体温36.4℃。脈拍88/分、整。血圧122/64mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96%(鼻カニューラ2L/分 酸素投与下)。眼瞼結膜に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。心電図に異常を認めない。頭部単純CTでは頭蓋内出血を認めない。
  • その後、右大腿骨頸部骨折と診断し、入院3日目に全身麻酔下で人工骨頭置換術を行った。手術当日は回復室で観察し、翌日、一般病床に移動した。術後は尿道カテーテル留置と左前腕からの持続輸液を行った。術後2日目の夜に患者が不眠を訴えたため睡眠導入薬を投与した。日中は妻が毎日3時間程度来訪していた。術後3日目の深夜、患者の病室から大きな物音がしたために看護師が訪室すると、患者がベッド上に起き上がっており、静脈留置針が前腕から抜けてシーツが血液で汚染されていた。本人に事情を聴いたところ、「銀行にお金を振り込みにいく」と看護師の制止も聞かずに出かけようとした。
  • 術後3日目の深夜の患者の状態はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107B049]←[国試_107]→[107B051

095H013」

  [★]

  • 次の文を読み、13~15の問いに答えよ。
  • 60歳の女性。言動の異常を心配した長男夫婦に達れられて来院した。
  • 現病歴 : 2か月前から徐々に家にとじこもり横になっていることが多く、おかしなことを言うようになった。家族によれば、心配することは何もないのに、「今年の所得税が払えない。自宅が抵当に入ったので立ち退かねばならない。」と悩み、「そうなったのも昨年のお盆で先祖供養が不十分だったから。」と自分を責め、いくら言っても聞き入れない。食事もとろうとせず、入浴は無理やりでないと入らない。体重がこの3か月で3kg減少した。夜間はほとんど眠らないまま、何かぶつぶつ言ってはお経を唱えている。「きっかけとしては、昨年新築した自宅の建築費についての税務署からの問い合わせが関係しているかもしれない。」と長男は言う。この問い合わせは通常のもので問題は何もなかった。
  • 既往歴 : 高血圧症のため10年前から投薬を受けている。
  • 生活歴 : 夫と長男夫婦、孫2人の6人家族。元来きれい好きで働き者であった。
  • 現症 : 身長150cm、体重55kg。脈拍74/分、整。血圧166/92mmHg。神経学的身体診察では異常を認めない。医師がいろいろ質問しても患者はうつむいてほとんど答えないか、小声で二言三言答える程度である。しかし意識ははっきりしており、現在の状況もわかっている。このままではいけないからと入院を勧めても、「貧乏で入院費が払えないから。」と頑として入院を拒否する。改訂長谷川式簡易知的機能評価スケールで23点(基準21以上)。
  • この患者にみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095H012]←[国試_095]→[095H014

106C027」

  [★]

  • 88歳の男性。意識障害のため搬入された。
  • 現病歴:元来、軽度の物忘れと難聴とがあるが、 1人で杖をついて散歩をするなどして元気に過ごしていた。数日前から風邪気味となり、食欲が徐々に低下した。本日、ぐったりして言葉がはっきりしなくなったため、同居している長男が救急車を要請した。
  • 既往歴: 68歳時に糖尿病高血圧症とを指摘された。自宅近くの診療所に通院して、 10種類の薬剤を処方されているが、飲み忘れや飲み間違いが多いという。
  • 生活歴:長男家族と同居。
  • 家族歴:長男が高血圧症で加療中。
  • 現 症:意識レベルはJSC II-10。体温37.3℃。脈拍104/分、整。血圧98/60mmHg。呼吸数28/分。 SpO2 96%(2L/分酸素投与下)。発汗が著明である。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。甲状腺と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に浮腫を認めない。右上下肢に軽度の筋力低下を認める。膝蓋腱反射に左右差を認めない。病的反射を認めない。
  • 入院することとなった。入院後に生じ得る合併症として、入院初日から留意する必要性が低いのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106C026]←[国試_106]→[106C028

099I004」

  [★]

  • 次の文を読み、4~6の問いに答えよ。
  • 80歳の女性。昨夜、不穏状態となったため家族に連れられて来院した。
  • 現病歴 : 7年前ころから物忘れが出現した。最近は食事をしたことを忘れ、自分の部屋が分からなくなることもあった。置き場所を忘れ、「盗まれた」と言うようになった。昨日、自宅の台所で転倒した。痛みのため1日中臥床していたが、夜間、「変なところに連れてこられ自転車に乗せられている。落ちそうで怖い」と大声で叫ぴ、ベッド柵にしがみつくといった言動がみられた。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 身長150cm、体重47㎏。体温36.8℃。脈拍84/分、整。血圧116/84mmHg。表情はにこやかである。話し方は穏やかだが多弁である。何の目的で来院したのかは理解できていない。昨夜の言動についても覚えていない。それ以外には神経学的な異常を認めない。
  • 検査所見 : 尿、血液および血清生化学所見に特記すべきことはない。頭部単純CTでびまん性に脳萎縮を認める。
  • この患者にみられる症候はどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 099I003]←[国試_099]→[099I005

100C028」

  [★]

  • 次の文を読み、28~30の問いに答えよ。
  • 56歳の女性。右乳癌の治療のため外科病棟に入院していたが、夜間急に興奮状態となった。
  • 現病歴 : 3週前に右乳房切除術を受け、続いて抗癌化学療法を開始した。次第に上腹部不快感、抑うつ気分および不眠が強まった。「私はこのまま死んでいきたい。もう治療は受けたくない」と訴え、食事をとらなくなった。夜になって急に言動に脈絡がなくなり、点滴を自ら外そうとした。それを止めようとした看護師に物を投げつけ、「悪魔め、私の子供を殺すな」などと激しくののしった。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 家族歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : かけつけた当直医が話しかけても、うわの空だったり、興奮したりする。ここが病院であることを理解していない様子である。
  • 翌日になると、うって変わって落ち着き、担当医や看護師と会話をするが、談話内容は悲観的である。昨夜の出来事はほとんど覚えていない。
  • この状態はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100C027]←[国試_100]→[100C029

108D036」

  [★]

  • 78歳の女性。白内障手術目的で入院中である。 1年前から記銘力低下がみられるようになり、 Alzheimer型認知症と診断されて薬物療法が開始され、介護サービスを受けながら独居生活を続けていた。数年来の視力低下のために日常生活での支障が大きくなり、白内障手術目的で入院となった。入院翌日、ベッドから起き上がらず、朝食も摂らず、まとまりのないことを小声でつぶやくのみで質問に対してほとんど反応がなかった。身体所見に異常はなく、血液生化学所見でも術前検査と比較して有意な変化はなかった。また、頭部 CTでも半年前と比較して新たな病変はみられなかった。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108D035]←[国試_108]→[108D037

101G059」

  [★]

  • 27歳の女性。「訳の分からないことを言う」と父親に連れられて来院した。左前腕に数多くの注射痕が認められる。半年前から、同棲相手が歓楽街で買って使っていた薬を自分も使うようになった。薬は自分で静脈に注射していたと言う。当初は気分が高揚し、疲労感がなくなり、頭の回転が良くなるなど、快感を体験できていた。しかし、1か月前からは「殺してやる」という幻聴が現れ、いつもやくざにつけねらわれているという妄想にとりつかれている。
  • 正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101G058]←[国試_101]→[101G060

102H022」

  [★]

  • 72歳の女性。転倒による腰椎圧迫骨折のため整形外科病棟に入院した。入院当夜に「ここはどこ」、「助けて」と大声を出して興奮し始めた。周囲の者には見えない相手と争っている様子となり不穏となった。数時間にわたってこのような状態が続いていた。翌朝覚醒時、見当識に障害はなく落ち着いているが昨夜のことは記憶にない。入院前には精神症状はみられなかった。
  • 考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102H021]←[国試_102]→[102H023

108G060」

  [★]

  • 89歳の女性。室内で転倒し動けなくなり搬入された。左大腿骨転子部骨折と診断され、翌日に骨接合術を受けた。術後の経過は順調である。 10年前から Alzheimer型認知症で内服治療を受けている。
  • 手術当日に起こりうる合併症はどれか。3つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 108G059]←[国試_108]→[108G061

103A013」

  [★]

  • 正しいのはどれか。3つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103A012]←[国試_103]→[103A014

101F007」

  [★]

  • せん妄について正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101F006]←[国試_101]→[101F008

106I025」

  [★]

  • 入眠後2-3時間で出現することが多いのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106I024]←[国試_106]→[106I026

102E020」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 102E019]←[国試_102]→[102E021

099B047」

  [★]

  • がんの告知を受けた患者の反応としてみられないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099B046]←[国試_099]→[099B048

108G009」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 108G008]←[国試_108]→[108G010

102C005」

  [★]

  • 幻覚を認めないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102C004]←[国試_102]→[102C006

089B066」

  [★]

  • 疾患と症候との組み合わせで正しいのはどれか?
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

085A075」

  [★]

  • ICUにおいて好発する精神症状はどれか
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

087B068」

  [★]

  • 正しい組み合わせ。3つ。

統合失調症」

  [★]

schizophrenia
精神分裂病分裂病
精神疾患向精神薬抗精神病薬

ICD-10

  • F20 Schizophrenia
  • F20.0 Paranoid schizophrenia
  • F20.1 Hebephrenic schizophrenia
  • F20.2 Catatonic schizophrenia
  • F20.3 Undifferentiated schizophrenia
  • F20.4 Post-schizophrenic depression
  • F20.5 Residual schizophrenia
  • F20.6 Simple schizophrenia
  • F20.8 Other schizophrenia
  • F20.9 Schizophrenia, unspecified

DSM-IV

概念

  • 統合失調症 schizophrenia (=精神分裂病 shizo(分裂) + phrenia(心)) 
  • 感情、思考、行動の統合がとれていない。

歴史

  • クレペリン Kraepelin,E.(1899):早発性痴呆として統合失調症を分離
  • ブロイラー Bleuler,E. (1911):schizophreniaの名称を与えた。ブロイラーの基本症状
  • シュナイダー Schneider,K.(1939):シュナイダーの一級症状

疫学

  • 100人に1人が罹患している。120人に1人とも(発病危険率0.8%)
  • 発症年齢:15-35歳に集中。10歳以下や40歳以降に発症することは少なく、55歳におこるのはまれ。
  • 性差:男性の方が発症年齢が少ない。

遺伝性

参考1
発症には遺伝要因と環境要因の関与が考えられる。
  • 一卵性双生児46%、二卵性双生児12%

リスクファクター

  • 冬の出産、妊娠時の合併症

病前性格

  • 非社交的、物静か、控えめ、生真面目、変人
  • 臆病、繊細、敏感、神経質、興奮しやすい、自然や書物に親しむ
  • 従順、善良、温和、無頓着、鈍感

病型

病因

前頭葉、辺縁系、線条体、視床下部 → ドーパミンD2受容体遮断薬が治療薬 (抗精神病薬)
  • 慢性アンフェタミン中毒
  • 糖質病に類似?

統合失調症の特徴

  • 1.意識障害はおこらない
  • 2.知的障害は起こらない
  • 3. 特異的な症状がない
  • 4. 個々の精神機能はそれ自体は障害は起こらない

ブロイラーの4つのA

  • 患者は3つはあてはまる
①連合弛緩 Assosiationslockerung
②感動鈍麻 Affekverblodung
③両価性 Ambivalence
④自閉 Autisumus

 

統合失調症の陽性、陰性症状

陽性症状:本来あるべきでないことがあるもの:幻聴
陰性症状:本来あるべきものがないもの:感情の鈍麻
  • 陽性症状は急性期に生じ、陰性症状は後期に生じる
  • 意識障害はない(せん妄は出現しない)

症状

PSY.255-256
  • 意欲・感情:不安、緊張、興奮。昏迷カタレプシー
  • 自我:自我の能動性が障害され、自らの思考や行動が他人の意志によって影響されていると思いこむこと。
  • 知能:知的能力は低下しない。異常体験に支配されている場合や人格の崩壊が進行した例では、的確な判断能力が損なわれる。
  • 疎通性:異常体験に支配されていたり、強い興奮や昏迷を示す場合には疎通性は得られない。
  • 病識:統合失調患者は自らが異常な状態にあることを認識できない

診断基準

DSM-IVによる統合失調症の診断基準

A. 特徴的症状:以下のうち2つ以上が1ヶ月以上の存在
(1) 妄想
(2) 幻覚
(3) 解体した会話
(4) ひどく解体したまたは緊張病性の行動
(5) 陰性症状:感情平板化、思考貧困、意欲欠如
B. 社会的または職業的機能の低下
C. 期間:少なくとも6ヶ月間存在
D. 失調感覚障害(統合失調感情障害)と気分障害を除外
E. 物質や一般身体疾患の除外
F. 広汎性発達障害との関係:自閉性障害や
他の広汎性発達障害の既往歴がある場合、
顕著な幻覚や妄想が少なくとも1ヶ月存在すること

ICD-10による統合失調症の診断基準

一ヶ月以上ほとんどいつも明らかに存在すること
(a) 考想化声 thought echo、考想吹込 thought insertion、思考奪取 thought withdrawal考想伝播 thought broadcasting いずれか1つ
(b) させられ体験 delusion of control、身体的被影響体験 delusion of influence、妄想知覚 delusional perception
(c) 注釈幻声、会話形式の幻聴 auditory hallucination
(d) 宗教的・政治的な身分や超人的な力や能力といった、文化的に不適切で実現不可能なことがらについての持続的な妄想(たとえば天候をコントロールできるとか、別世界の宇宙人と交信しているといったもの)。
(e) 持続的な幻覚が、感傷的内容を持たない浮動性あるいは部分的な妄想や支配観念に伴って継続的に(数週から数ヶ月)現れる。 いずれか2つ
(f) 思考の流れに途絶や挿入があり(思考途絶)、その結果まとまりのない話しかたをしたり(連合弛緩)、言語新作が見られたりする。
(g) 興奮、常同姿勢蝋屈症、拒絶症、緘黙昏迷などの緊張病性行動 catatonic behavior
(h) 著しい無気力、会話の貧困、情動的反応の鈍麻や不適切さのような、社会的引きこもりや、社会的能力の低下をもたらす陰性症状。
(i) 関心喪失、目的欠如、無為、自分のことだけに没頭する態度、社会的引きこもりなど、個人的行動の質的変化。

検査

治療

  • 薬物療法
  • 精神療法:支持的精神療法(安定した医師患者関係を樹立する)
  • 電気痙攣療法:陽性症状が顕著で薬物療法の効果が見られない場合に適応。陽性症状の有無にかかわらず自殺のおそれがあり、他の治療によって改善に見られない場合も適応。
  • 社会復帰のための治療:
  • 作業療法:自発性と対人接触が改善。
  • レクリエーション療法:
  • 認知行動療法:生活技能訓練(ここの患者に適した目標を設定して行動療法を行う。対人及び社会的技能を学習し、実際の生活に応用していく)

抗精神病薬一覧

参考

  • 1. 統合失調症 学習テキスト 病客様とご家族の皆様がともに学んでいただくために 医療法人梁風会高梁病院 心理教育委員会編集
[display]http://www.ryoufhu.com/hp/sctekisuto.pdf
  • 2. 【0738】一卵性双生児の統合失調症について
[display]http://kokoro.squares.net/psyqa0738.html





意識障害」

  [★]

consciousness disturbance, disturbance of consciousness
意識


分類

時間による分類

急性/慢性, 持続性/一過性

PSY.38

  • 単純な意識障害
明識困難状態 < 昏蒙 < 傾眠 < 昏眠 < 昏睡
  • 複雑な意識障害
  • せん妄     意識混濁 + (高度)精神運動興奮
  • 意識障害に関連した特殊な病態

意識レベルの分類 覚醒度

Mayo Clinicの分類

救急 意識障害をみたら

  • AIUEOTIPS (also see DIF.96)
  症候学プリント DIF.95
A alcohol アルコール関連 accidents, arterial occlusions, arteriosclerosis, aneurysms, autoimmune disorders
I insulin インスリン関連(低血糖、糖尿病性ケトアシドーシス非ケトン性高浸透圧性昏睡) inflammatory, intoxication (encephalitis, cerebral abcess, meningitis, alcoholism, opiates, barbiturates)
U uremia 尿毒症電解質異常、内分泌異常、肝性脳症 undefined disorders (narcolepsy, conversion hysteria)
E encephalopathy, endocrinopathy, electrolyte 脳症(脳炎、脳血管障害)、てんかん後 endocrine disorders(myxedema coma, hyperparathyroidism, diabetic coma, insulin shock), epileptic coma
O opiate, other overdose of O2 & CO2 薬物中毒 organ failure(hepatic coma, respiratory failure, uremia)
T trauma, tumor, temparature 頭部外傷、脳挫傷、硬膜外血腫、硬膜下血腫  
I infection 感染症、髄膜炎
P psychogenic 精神疾患
S syncope, seizure, stroke, shock, senile 失神クモ膜下出血

意識障害を来した患者が来た場合:どのような疾患を鑑別に挙げるべきか(IMD.237)

  • 1. 脳原発の疾患(一次性)
  • a. テント上病変(脳幹の圧迫性病変ないし脳ヘルニアをきたす疾患)
  • 1) 脳血管障害:脳出血、脳梗塞
  • 2) 硬膜下血腫
  • 3) 脳腫瘍:原発性、転移性
  • 4) 脳膿瘍
  • b. テント下病変(脳幹網様体の障害)
  • 1) 脳幹出血、脳幹梗塞、小脳出血、小脳梗塞、脳腫痛、多発性硬化症など
  • c. びまん性病変
  • 1) くも膜下出血、中枢神経感染症:髄膜炎、脳炎、 播種性血管内凝固症候群など
  • 2. 全身疾患に伴う病態(二次性)
  • a. 代謝性またはびまん性病変
  • 1) ショック:心筋梗塞、大出血など
  • 2) 薬物、毒物
  • 3) 無酸素ないし低酸素血症
  • 4) DIC、全身性感染症:敗血症など
  • 5) 肝不全、腎不全、糖尿病性高血糖、重症肝炎、内分泌疾患など
  • 6) 低血糖、ビタミンB1欠乏: Wernicke脳症
  • 7) 脳振盪、てんかん大発作後
  • 8) 酸塩基平衡および電解質異常
  • 9) 栄養障害
  • b. 心因性無反応
  • 1) ヒステリー、統合失調症


意識障害をきたす電解質異常

QB.D-345
カリウムは静止膜電位にかかわるが、ニューロンの活動にはそれほど関わらないから、意識障害はきたしにくいのかもしれない。
pHの異常も局所的に干渉されるため意識障害をきたしにくいのかもしれない。

意識障害の評価法

evaluation of consciousness disturbance


譫妄」

  [★]

譫妄


「せん妄」を使うのが普通らしいよ
delirium, confusional state
せん妄急性錯乱状態 acute confusional state急性脳症候群 acute brain syndrome
意識障害アメンチア ← せん妄の軽度なものとして使われていたが、今日で使われるのは稀らしい。

定義

  • 種々の意識混濁があって、時間、空間の見当識障害が見られ、情動不穏、精神運動興奮が見られる状態

症状

疾患との関連

  • 手術後、感染症等の身体的疾患、薬物中毒、多発性脳梗塞、痴呆など脳機能が低下しているときに発生しやすい

病因

table 26-2 譫妄の主要な病因 (HIM.160)

  • 毒物
  • 処方薬:抗コリン薬、麻薬、ベンゾジアゼピン系薬
  • 薬物乱用:アルコール中毒、アルコール離脱、オピオイド系薬、エクスタシ、LSDγ-ヒドロキシ酪酸(GHB, γ-hydroxybutyrate)、フェンシクリジン(PCP, phencyclidine)
  • 代謝
  • 感染症
  • 全身感染症:尿路感染症、肺炎、皮膚・軟部組織感染症、敗血症
  • 中枢神経感染症:髄膜炎、脳炎、脳の右葉
  • 内分泌
  • 心血管疾患
  • 全身性低灌流状態(global hypoperfusion states)
  • 高血圧性脳症
  • 巣状虚血性梗塞や出血:頭頂葉、視床(ただ主要な病変部位ではない)
  • 自己免疫性疾患
  • てんかん関連疾患
  • 腫瘍性疾患
  • 入院
  • 終末期の譫妄



失見当識」

  [★]

disorientation
(国試)見当識障害
見当識見当識障害錯乱状態


定義

  • 現在の自分および自分が置かれている環境、すなわち日時や場所、周囲の状況や人物などを正しく認識する能力を見当識と呼び、その低下している状態をいう。

要素

  • when 日時:今日は何月何日ですか?
  • where 場所:ここはどこで、何をするところですか?
  • who 人物:となりにいる方はどなたですか?
  • why 状況:今日はなぜここの病院に来られたのですか?

見当識を保つ要素

  • 意識、知的機能、注意、知覚などの精神機能

見当識障害をきたす疾患


意識変容」

  [★]

alteration of consciousness
意識障害


  • 複雑な意識障害
  • せん妄     意識混濁 + (高度)精神運動興奮


術後せん妄」

  [★]

postoperative delirium
せん妄
錯乱状態

定義

  • 手術後に起こるせん妄

疫学

  • 様々な手術後の50%に起こる
  • 高齢男性入院患者に多い

病態

  • ICU症候群、CCU症候群等と同じ

症状

  • 手術直後より発症し、一過性、変動性であり、多くは原疾患の改善と共に4週間以内に回復する(PSY.356)。
  • 軽度の意識障害。注意、知覚、記憶、精神運動活動、感情、睡眠覚醒スケジュール障害が同時に起こる。


熱性せん妄」

  [★]

febrile delirium
delirium febrile
熱性譫妄
せん妄




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