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・呼吸性アシドーシス CO2の排出が妨げられるとpCO2が上昇する(H+の増加)。血液内の緩衝系により平衡は緩衝線上を左上に移動する。pHの低下を代償するために腎臓からH+の排泄およびHCO3-の再吸収によりpHの低下を緩衝する。 ・呼吸性アルカローシス CO2が過剰に排出されるとpCO2が低下する(H+の減少)。血液内の緩衝系により平衡は緩衝線上を右下に移動する。pHの上昇を代償するために腎臓からH+の排泄抑制およびHCO3-の再吸収抑制によりpHの上昇を緩衝する。 | |
・代謝性アシドーシス 非揮発性の酸の増加はHCO3-を消費することで緩衝されるので、pCO2一定の仮定の下で平衡点は右下に移動する。pHの低下を代償するために末梢・中枢化学受容器を刺激し、換気によりCO2の排出が促進されpHの低下を緩衝する。 ・代謝性アルカローシス 非揮発性の酸の減少はHCO3-の増加により緩衝されるので、pCO2一定の仮定の下で平衡点は左上に移動する。pHの上昇を代償するため換気が抑制され、これによりCO2の排出が抑制されpHの上昇を緩衝する。 | |
図:SP.660 Fig.10-50 |
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