- 白色胎盤梗塞と赤色胎盤梗塞がある。
- 胎盤にみられる梗塞でフィブリン変性、石灰沈着、絨毛細胞の壊死などからなる。
- ほとんどの成熟胎盤の周辺部にみられ、加齢現象の1つと考えられるが、妊娠中毒症などでは著明な梗塞がみられ、胎盤循環障害の原因になることもある。
UpToDate Contents
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- 1. 胎盤病理組織報告 the placental pathology report
- 2. 子癇前症：病因 preeclampsia pathogenesis
- 3. 胎盤早期剥離：臨床的特徴および診断 placental abruption clinical features and diagnosis
- 4. 神経学的障害児における胎盤病理学 placental pathology in cases of neurologically impaired infants
- 5. 胎盤の肉眼的評価 gross examination of the placenta
Japanese Journal
- 胎盤・絨毛性疾患 (婦人科疾患の診断と治療 update) -- (診断 CT・MRI・核医学)
- 信澤 宏
- 臨床放射線 56(11), 1484-1493, 2011-10
- NAID 40019039116
- 胎盤の画像診断(5)胎盤梗塞
- 信澤 宏,松岡 隆,久島 巳樹
- 産婦人科の実際 58(5), 752-755, 2009-05
- NAID 40016665410
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![ヒト成熟胎盤の構造 [ 編集 ]](https://1mg.info/0/1/j/1527.jpg)
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「白色胎盤梗塞」
「赤色胎盤梗塞」
「胎盤」
- 英
- placenta (Z)
発生
- G10M.30 NGY.287
- 妊娠7週から形成が始まり、妊娠4ヶ月末(妊娠15週末,妊娠前期末)に完成。妊娠10ヶ月末まで増大し続ける。
解剖
- NGY.287
- 正期産では500g、直径20cm、厚さは中央部で2cmの扁平な円盤状構造物である。
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
機能
ガス・物質交換と代謝
| 単純核酸 | 酸素、二酸化炭素、遊離脂肪酸、脂溶性ビタミン、ナトリウム、カリウム、尿素、尿酸、薬剤の大部分、麻酔学 |
| 促進拡散 | グルコース。GLUT1とGLUT3による |
| 能動輸送 | アミノ酸、水溶性ビタミン、カルシウム、リン酸塩、鉄、ヨード |
| エンドサイトーシス | IgG, LDLコレステロール |
薬物・毒物・感染性物質の胎盤通過性
- 通過しやすい物質
- 脂溶性・非イオン性薬剤、分子量≧600、非抱合型ステロイドホルモン、脂質
- 通過しにくい物質
- 水溶性・イオン性薬剤、分子量＜1000、血清蛋白結合能の強い薬剤、ポリペプチドホルモン、抱合型ステロイドホルモン
ホルモン産生
- プロゲステロン：妊娠10以降に産生される。
「梗塞」
- 英
- infarct, infarction
- ラ
- infarctus
- 同
- 虚血性壊死
- 関
- 心筋梗塞 myocardial infarction