UpToDate Contents
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- 1. 総胆管損傷の修復repair of common bile duct injuries [show details]
…collection, abscess formation, biliary ascites, or bile peritonitis. If surgical exploration and an attempt at repair are performed in the presence of bile peritonitis due to an uncontrolled bile leak, the dissection …
- 2. 腹腔鏡下胆嚢摘出術の合併症complications of laparoscopic cholecystectomy [show details]
…minimally invasive therapeutic maneuvers, the patient continues to have severe abdominal pain from bile peritonitis or evidence of progressive intra-abdominal sepsis. In such cases, operative exploration and …
- 3. 肝生検の種類と方法approach to liver biopsy [show details]
…informed consent that has a detailed explanation of the major complications (including bleeding, bile peritonitis, pain, and internal organ injury) should be obtained. The patient should be informed of the …
- 4. 無石胆嚢炎:臨床症状、診断、マネージメントacalculous cholecystitis clinical manifestations diagnosis and management [show details]
…for cholecystostomy range from 56 to 100 percent . Complications include hemorrhage, sepsis, bile peritonitis, pneumothorax, intestinal perforation, secondary infection of the gallbladder, and catheter…
- 5. 肝切除の概要overview of hepatic resection [show details]
…or as the need for radiologic or operative intervention resulting from biliary collections or bile peritonitis . Bile leakage following hepatic surgery is further classified as Grade A, B, or C. Grade A…
Japanese Journal
- 胆管穿孔をきたした先天性胆道拡張症に対して,腹腔鏡下に一期的根治術を施行した1例
- 石井 宏樹,牧田 智,安井 昭洋,滝本 愛太朗,横田 一樹,住田 亙,田井中 貴久,城田 千代栄,内田 広夫
- 日本小児外科学会雑誌 57(5), 855-859, 2021
- <p>症例は1歳9か月女児,嘔吐と発熱を主訴に前医受診,先天性胆道拡張症の診断で入院となった.入院6日目に胆道穿孔が明らかになり当科に転院し,緊急手術を行った.手術では総胆管と胆囊管合流部に約2 cm大の穿孔部を認めた.胆道ドレナージや穿孔部の修復は極めて困難であり,腹腔鏡下に一期的根治術を施行した.また,肝門部の左右胆管に強い膜様狭窄を認め胆管形成も施行した.合併症なく経過し,術後1 …
- NAID 130008077026
- 茂内 康友,岩下 幸平
- 日本腹部救急医学会雑誌 41(1), 67-70, 2021
- … 診断目的に腹水穿刺を施行し胆汁様腹水を認め,胆囊穿孔による胆汁性腹膜炎の診断で同日緊急手術を施行した。 … 術中所見で胆囊底部に40mm大の穿孔と腹腔内全体に多量の胆汁様腹水と白苔の付着を認め胆汁性腹膜炎に一致する所見を呈していた。 …
- NAID 130008076517
- 肝内胆管破裂による胆汁性腹膜炎を契機に発見されたgroove膵癌の1例
- 西村 透,金田 邦彦,今井 幸弘,田中 智浩,久野 晃路,三宅 泰一郎,前田 詠理,上月 章史,阿部 紘一郎,横山 邦雄,髙松 学
- 日本消化器外科学会雑誌 54(4), 270-277, 2021
- … 腹部膨隆と著明な腎機能低下を認め,当院へ搬送された.腹部単純CTでは多量の腹水がみられ,腹水穿刺で胆汁混じりの腹水が認められ胆汁性腹膜炎の診断で,緊急開腹手術を行った.開腹時肝左葉表面の小孔から胆汁の漏出を認め肝内胆管破裂による胆汁性腹膜炎と診断した.手術は胆囊摘出および左肝管のTチューブドレナージを施行した.全身状態の改善を待ち,精査を行いgroove膵癌と診断し, …
- NAID 130008030465
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- 胆汁性腹膜炎の症状. 胆汁性腹膜炎は、胆道が破裂した時や肝臓・胆道などの手術の後に腹膜炎を起こし、腹部が硬くなり急激な激痛が起こります。. 痛みはとても強く、我慢できないほどの痛さです。. その他にも、38度以上の発熱や嘔吐、頻脈などの症状が現れます。. このような状態で放っておくとショック状態になり、血圧が下がり手足が冷たくなり命の危険性が ...
- 腹膜炎に矛盾しない所見であった.背景には何らかの虚血による相対的血流低下から漿膜側優位の変性 が生じたと考えられた. はじめに 炎症や穿孔など明らかな器質的異常がないにもかかわらず胆汁性腹膜炎を来すのはまれであり,漏出 性胆汁性腹膜炎と呼ばれている1).しかし,その原因は明確にはなっておらず,胆汁が漏れ出す機序も明 らかとなっていないが,いくつかの共通点が存在する興味深い疾患である1 )~0.今回,我々は胆囊炎の所 見がなく,胆囊壁の鬱血浮腫が主体の漏出性胆汁性腹膜炎の1例を経験したので,文献的考察を加えて 報告する. 症例 患者:75歳,女性 主訴:右側腹部痛 家族歴:特記すべきことなし. 既往歴:65歳子宮筋腫摘出術.高血圧症と高脂血症で当院内科通院中であった.
- じた胆汁性腹膜炎は非常に稀である.今回われわれは 整形外科での手術後に発症した無石胆囊炎による漏出 性胆汁性腹膜炎の1手術例を経験したので報告する. 症 例 症例:81歳,女性. 既往歴:高血圧,慢性関節リウマチ鎮痛剤
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- bile
- 関
- 肝臓、胆嚢、胆管
- 0.5-1.0 L/day, pH 8.0-8.6
- 消化酵素を含まないアルカリ性の分泌液である
分泌部位
部位 胆汁 割合
肝細胞 毛細管胆汁 2/3
胆細管 胆細管胆汁 1/3
分泌経路
- 肝臓胆汁が総肝管を経由して胆嚢にいたり、ここで濃縮を受けて胆嚢胆汁となる。
機能
- 胆汁酸により、直径1μm以下の脂肪滴が形成され、表面積拡大によりリパーゼと反応しやすくなる。
- ミセルの直径5nm。胆汁酸は両親媒性であり親水基と疎水基を持つ。
- 親水性: OH基,ペプチド結合,カルポキシル基
- 疎水性: 上記部分以外
- 胆汁に含まれる胆汁酸とリン脂質により、モノグリセリド・脂肪酸とミセルを形成することができる。
- 3. コレステロールとビリルビンの排出
- 4. 胃酸の中和
組成
1. 胆汁酸
- see HBC.236
1次胆汁:コレステロールより合成
コール酸
キノデオキシコール酸
2次胆汁:1次胆汁の腸内細菌による代謝(7位の部位のOH基が除去される)
デオキシコール酸
リトコール酸
3次胆汁:肝臓から分泌される状態(可溶性)
タウロコール酸(タウリンと抱合)
グリココール酸(グリシンと抱合)
2. 胆汁色素
ビリルビン:Hbの代謝産物
間接型(不溶性)
↓←グルクロン酸抱合
直接型(水溶性)(抱合型ビリルビン)
↓
ウロビリノーゲン(腸管)
↓
ステルコピリン(腸管)
↓
排泄
3. 脂質
リン脂質(主にレシチン)
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
コレステロール
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
4.電解質成分
陽イオン:Na+(主)、その他K+,Ca2+
陰イオン:Cl-,HCO3-(アルカリ性)
胆汁の分泌と排出
1. 毛細管胆汁
1-1. 胆汁酸依存性胆汁
胆汁酸と水分の分泌:胆汁酸の腸肝循環に依存。
腸肝循環:肝臓から分泌された胆汁が小腸で吸収され、門脈を経て肝臓に戻り、再び排泄されること。
タウロコール酸・グルココール酸
陰イオンに解離しやすく吸収されやすい。
リトコール酸
非解離型なので糞便中に排泄される。
分泌された胆汁酸の95%は腸肝循環により再利用される。
1-2. 胆汁酸非依存性胆汁
胆汁酸以外の分泌:Na+,K+,Ca2+,Cl-,HCO3-,ビリルビン(有機陰イオン)
等張性 :Na+,Cl-,HCO3-は血漿濃度に類似
2. 胆細管胆汁
2-1. Na+,HCO3-(高濃度),水の分泌---セクレチンによる
2-2. Na+,Cl-の吸収
3. 胆汁の濃縮(胆嚢)
電解質吸収(Na+,Cl-の能動的吸収)とそれに伴う水の吸収→5-50倍に濃縮
4. 胆汁排出
食後30分で胆嚢収縮開始。液性の調節機構による排出が主である。
4-1. 液性
十二指腸内食物→CCK分泌→オッディ括約筋弛緩・胆嚢収縮
十二指腸内食物→セクレチン分泌→CCKの作用に拮抗
胃内食物→ガストリン分泌→胆嚢収縮
4-2. 神経性
迷走神経性反射→オッディ括約筋弛緩,胆嚢収縮(関与の程度不明)
臨床関連
- 胆道系に形成された結石。半数以上は無症状SilentStoneである
- 食後3時間程度で痛痛発作、黄痘などを呈する事がある。
- コレステロール系結石(全体の70%):コレステロールの過飽和による。
- ビリルビン系結石(全体の30%):黒色石+ビリルビンCa石
- その他:炭酸カルシウム石など
-
- 1. ビリルビンの生成過多
- 2. 肝細胞によるビリルビンの取り込み減少
- 3. グルクロン抱合障害
- 4. 胆汁へのビリルビン分泌障害
- 5. 胆管閉塞
[★]
- 英
- peritonitis
- 関
- 腹膜
|
sensitivity(%)
|
specificity(%)
|
positive likehood ratio
|
garding
|
13~69
|
56~97
|
2.6
|
rigidity
|
6~31
|
96~100
|
5.1
|
rebound tenderness
|
40~95
|
20~89
|
2.1
|
rectal tenderness
|
20~53
|
41~96
|
n.s.
|
positive abdominal wall tenderness test
|
1~5
|
32~72
|
0.1
|
国試
[★]
- 英
- peritoneum (Z) < peritonaion < peritonos < peri-'around'+-tonos'stretched' ; perineumと勘違いしないように
- 関
- 漿膜
[★]
- 関
- 炎光、炎症