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1. 経鼻胃管と経鼻腸管 nasogastric and nasoenteric tubes
2. 成人における中等度および重度熱傷の救急治療 emergency care of moderate and severe thermal burns in adults
3. 小児における血液量減少症（脱水）の臨床的評価および診断 clinical assessment and diagnosis of hypovolemia dehydration in children
4. VIP産生腫瘍：臨床的特徴、診断、およびマネージメント vipoma clinical manifestations diagnosis and management
5. 消化性潰瘍の合併症の概要 overview of the complications of peptic ulcer disease

Japanese Journal

急性胃潰瘍の成因に関する研究 : H^+イオンBackDiffusionと胃粘膜血流量を中心に (<特集>第13回日消外総会シンポ1 胃潰瘍(急性ならびに慢性)の成因と外科治療)

北島政樹,相馬智
日本消化器外科学会雑誌 12(7), 432-436, 1979-07-01
… いて上部消化管,とくに胃に出血性ビランの発症をみることは稀ではない.その中でも重度熱傷後に発症する潰瘍は歴史的にみてもCurling's ulcerとして述べられてきた.病因としては敗血症,副腎皮質機能亢進,胃液分泌過多などが提唱されてきたが議論の余地を残している.しかしながら近年になってH^+ Back Diffusionが胃病変の発症に関与していることが注目され,とくに胃粘膜虚血との相互反応が重要視されるようになった.そこ …
NAID 110001346314

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「胃液」

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英: gastric juice

胃液の分泌

1-2 L/day (2007年度後期生理学授業プリント)
2-3 L/day (PT. 384)

定義

胃腺から分泌される液体の総称

組成

1. 電解質：Na+,Cl-,K+,H+ 　　特に、Cl-,H+の濃度が高い 2 .有機物：ペプシノゲンI、ペプシノゲンII、粘液、内因子

塩酸の機能

1. 蛋白分解(変性)作用、 2. ペプシンの至適pH (pH1.5-2.0)までpHを低下させる 3. ペプシノゲンをペプシンに変換する。　→ペプシンは不活性型(ペプシノゲン)で分泌され、塩酸と触れて初めて発生を持つ 4. 細菌発育阻害

各相の分泌調節機構

1. 頭相　　全食事中の約1／2分泌　　味覚、嗅覚(無条件性) 　　聴覚、視覚(条件性) 2. 胃相　　全食事中の約1／2分泌　　2-1) 食物流入→頭相による胃液の中和(pH↑)→G細胞のガストリン分泌抑制が解除される　　2-2) 食物流入→胃体部・胃幽門洞拡張→胃壁伸展受容器→(迷走神経-迷走神経反射 or 局所反射) 　　　　　→ACh→壁細胞が塩酸を分泌、G細胞がガストリンを分泌、主細胞がペプシノーゲンを分泌　　2-3) 胃液→pH↓→粘膜受容器→局所反射→主細胞がペプシノーゲンを分泌　　2-4) 食物中のペプチド、アミノ酸→G細胞がガストリンを分泌 3. 腸相　　少量　　糜粥→十二指腸粘膜からガストリンとセクレチン分泌の分泌→セクレチンにより主細胞からペプシノゲン分泌、HCO3-に富む膵液分泌

物質毎の分泌調節

1. 壁細胞による塩酸の分泌　塩酸分泌↑ 　　細胞内における二次メッセンジャー(Ca2+、cAMP)の濃度上昇が引き金となり、Cl-チャネル活性化、H+-K+-ATPase活性化、K+チャネル活性化が起こる。　　　アセチルコリン→M3ムスカリン受容体→[Ca2+]↑ 　　　ヒスタミン→H2受容体→[cAMP]↑ 　　　ガストリン→ガストリン受容体→[Ca2+]↑ 　塩酸分泌↓ 　　セクレチン，GIP→壁細胞の塩酸産生が抑制される。

2. 主細胞によるペプシノーゲンの分泌　　迷走神経→ACh→主細胞がペプシノーゲンを分泌　　pH↓→局所反射→主細胞がペプシノーゲンを分泌