Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2022/07/04 06:36:22」(JST)
[Wiki ja表示]
緒方 知三郎(おがた ともざぶろう、1883年1月31日 - 1973年8月25日)は、日本の病理学者。東京生まれ。
幕末の蘭学者・緒方洪庵の次男である緒方惟準の四男。緒方章は弟。緒方富雄、岡村昭彦、岡村春彦は甥。
来歴
東京帝国大学医科大学(現在の東京大学医学部)卒。山極勝三郎に師事。脚気や結核、腫瘍の発生、「唾液腺内分泌に関する研究」等を研究。ドイツに留学し、ベルリン市ウエストエンド病院病理研究室などでの研究を終えて、1913年帰国、東京帝国大学医科大学医学科講師に嘱託、翌年助教授になる[1]。1923年に東京帝国大学医学部教授となり、1943年に退官し、同大学名誉教授となる。同年東京医学専門学校校長に就任し、1946年には東京医科大学初代学長兼理事長になる[2]。1954年、老人病研究会設立。現、一般社団法人老人病研究会および日本医科大学老人病研究所として存続している。1957年文化勲章受章。唾液腺ホルモン「パロチン」(2015年販売中止[3])の開発者でもある。
脚注
- ^ 『洪庵・適塾の研究』梅溪昇、思文閣出版, 1993、p491
- ^ 『洪庵・適塾の研究』p508
- ^ https://hugepdf.com/download/5ae5dcc205d3e_pdf
関連項目
- 緒方医学化学研究所
- 緒方洪庵
- 緒方富雄
- 大島美恵子
- 緒方富雄賞
- 老人病研究会
外部リンク
- 財団法人緒方医学化学研究所ホームページ
- 一般社団法人老人病研究会ホームページ
- 日本医科大学老人病研究所ホームページ
典拠管理 |
- LCCN: n2020023850
- NDL: 00057789
- VIAF: 251385365
- WorldCat Identities: viaf-251385365
|
---|
Related Links
- 日本大百科全書(ニッポニカ) - 緒方知三郎の用語解説 - 病理学者。東京生まれ。1907年(明治40)東京帝国大学医科大学を卒業、同大学助手となり病理学教室に勤務。1910年ドイツに留学、主としてアショフについて病理学を研究、1913年(大正2)帰国、母校の助教授となった。
- 20世紀日本人名事典 - 緒方 知三郎の用語解説 - 大正・昭和期の病理学者 東京帝国大学名誉教授;東京医科大学名誉学長。 生年明治16(1883)年1月31日没年昭和48(1973)年8月25日出生地東京学歴〔年〕東京帝大医科大学〔明治41年〕卒学位〔年〕医学博士〔大正4年〕主な受賞名〔年〕帝国学士院賞...
- 緒方 知三郎(おがた ともざぶろう、1883年 1月31日 - 1973年 8月25日)は、日本の病理学者。東京生まれ。幕末の蘭学者・緒方洪庵の次男である緒方惟準の四男。緒方章は弟。緒方富雄、岡村昭彦、岡村春彦は甥。
Related Pictures