概念
- 辺縁隆起型の皮疹。病理的では柵状肉芽腫がみられる。全身性に多発する場合、糖尿病の合併が疑われる。
参考
- 1. 写真
- 2. 写真
UpToDate Contents
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- 1. 環状肉芽腫 granuloma annulare
- 2. 環状皮膚病変が認められる患者に対するアプローチ approach to the patient with annular skin lesions
- 3. リウマチ結節 rheumatoid nodules
- 4. 皮膚に影響を及ぼす代謝性および遺伝性疾患 metabolic and inherited diseases affecting the skin
- 5. シェーグレン症候群の臨床症状：腺外型疾患および予後 clinical manifestations of sjogrens syndrome extraglandular disease and prognosis
Japanese Journal
- 症例 弾性線維の変性像を伴ったInterstitial Type Granuloma Annulareの1例
- 篠原 理恵,船坂 陽子,安齋 眞一 [他]
- 皮膚科の臨床 54(9), 1247-1250, 2012-09-00
- NAID 40019428634
- 症例 リファンピシン,オフロキサシン,塩酸ミノサイクリンによる多剤併用療法が奏効した汎発性環状肉芽腫の1例
- 鶴田 紀子,井上 卓也,三砂 範幸 [他]
- 西日本皮膚科 74(1), 10-14, 2012-02-00
- NAID 40019205460
- 環状肉芽腫と環状弾性線維融解性巨細胞性肉芽腫の診断 (第110回日本皮膚科学会総会 : 世界に貢献する日本の皮膚科) -- (教育講演 肉芽腫性疾患)
- 松村 由美
- 日本皮膚科学会雑誌 121(13), 2962-2964, 2011-12-00
- NAID 40019086317
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| 国試過去問 | 「106A049」「114C008」「085B087」 |
| リンク元 | 「汗管腫」「皮下結節」 |
| 拡張検索 | 「播種状環状肉芽腫」 |
| 関連記事 | 「肉芽腫」「環状」「腫」「肉芽」「芽腫」 |
「106A049」
- 45歳の女性。左下腿の皮疹を主訴に来院した。 1か月前に左下腿に紅斑が生じ、急速に拡大してきたという。 30歳時に潰瘍性大腸炎と診断され、自宅近くの診療所でメサラジンの内服治療を受けている。
- 意識は清明。身長158cm、体重52kg。体温36.2℃。脈拍76/分、整。血圧134/80mmHg。呼吸数16/分。左下腿に巨大な潰瘍を認める。潰瘍面の細菌培養は陰性である。左下腿の写真(別冊No. 23)を別に示す。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
※国試ナビ4※ ［106A048］←［国試_106］→［106A050］
「114C008」
- 皮膚病変と疑うべき疾患の組合せで正しいのはどれか。
※国試ナビ4※ ［114C007］←［国試_114］→［114C009］
「085B087」
- 正しい組み合わせは
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
「汗管腫」
臨床写真
- 参考1より引用
概念
- 主として表皮内エクリン汗管への分化を示す良性腫瘍。
- エクリン汗腺の真皮内汗管が限局性に増殖した結果、皮膚色～褐色の1-3mm大の小丘疹を生じる。
- 下眼瞼部に好発するが、それ以外にも体幹前面、腋窩、外陰部にも生じうる。対称性に生じる。
- 体幹前面に播種状に多発した場合は発疹性汗腺腫とよばれる。
疫学
- 女性に多い
- 汗の分泌が増加する思春期以降に顕著となる。
症状
- ほぼなし
鑑別診断
- 参考1.
診断
- 病理組織診断
治療
- 無治療でも問題ないが、美容上問題となる場合には自由診療で治療対象となりうる。
- CO2レーザー療法での焼灼が有用であると報告されている。
- 凍結療法も有用とされる
予後
- 無治療で問題なく、悪性化しないが、自然消退しない。
参考
- 1. Cutaneous Syringoma: A Clinicopathologic Study of 34 New Cases and Review of the Literature
「皮下結節」
皮下結節が見られうる疾患
- NDE改変
- クリオグロブリン血症性紫斑
- アレルギー性肉芽腫性血管炎
- クリオグロブリン血症性紫斑
- 結節性多発動脈炎
- 全身性エリテマトーデス
- 関節リウマチ
- サルコイドーシス
- 慢性光線性皮膚炎
- 透析アミロイドーシス
- 環状肉芽腫
- 硬結性紅斑
- Weber-Christian病
- ステロイド後脂肪織炎
- 寒冷脂肪組織炎
- 毛芽腫
- 増殖性外毛根鞘性腫
- 石灰化上皮腫
- エクリンらせん腺腫
- 結節性筋膜炎
- 腱鞘巨細胞腫
- 類上皮肉腫
- 化膿性汗腺炎
- 放線菌症
- ノカルジア症
- スポロトリコーシス
- 皮膚クリプトコッカス症
- 皮膚腺病
- 梅毒
- 痛風：痛風結節：尿酸結晶の析出による。耳、母趾。
参考
- 1. 写真
- 2. 写真
「播種状環状肉芽腫」
- 同
- 播種性環状肉芽腫
「肉芽腫」
分類
- NDE.34
- サルコイド肉芽腫 sarcoidal granuloma
- 類結核肉芽腫 tuberculoid granuloma
- 柵状肉芽腫 palisading granuloma
- 化膿性肉芽腫 suppurative granuloma
- 線状肉芽腫 linear granuloma
- 異物肉芽腫 foreign body granuloma
肉芽腫を形成する疾患
- 感染症
- 炎症性疾患(サルコイドーシス、クローン病、血管炎・膠原病、過敏性肺臓炎など)
- 異物(ベリリウム、バリウム、縫合糸)