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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/02/03 21:28:08」(JST)
東海大学医学部付属病院 | |
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情報 | |
英語名称 | Tokai University Hospital |
標榜診療科 | 循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、血液腫瘍内科、リウマチ内科、腎内分泌代謝内科、神経内科、総合内科、心臓血管外科、移植外科、呼吸器外科、消化器外科、乳腺内分泌外科、救命救急外科、小児外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、小児科、産科、婦人科、眼科、皮膚科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、精神科、放射線治療科、画像診断科、麻酔科、リハビリテーション科、歯科、歯科口腔外科、臨床検査科、緩和ケア科、病理診断科 |
許可病床数 |
804床
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機能評価 | 一般500床以上:Ver6.0 |
開設者 | 学校法人東海大学 |
管理者 | 飯田 政弘(病院長) |
開設年月日 | 1975年(昭和50年)2月17日 |
所在地 |
〒259-1193
神奈川県伊勢原市下糟屋143番地
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位置 | 北緯35度24分24秒 東経139度18分54秒 |
二次医療圏 | 湘南西部 |
特記事項 |
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PJ 医療機関 | |
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東海大学医学部付属病院(とうかいだいがく いがくぶ ふぞくびょういん)は、神奈川県伊勢原市に所在する学校法人東海大学が運営する病院である。他の東海大学付属諸機関と同様に、一般的に大学等の教育機関で多く用いられている「附属」ではなく、病院においても「付属」と表記している。略称は「東海大学病院」であり[1]、地元ではたんに「東海大」「東海」などとも呼ばれる。
1975年(昭和50年)2月17日より診療を開始した病院で、神奈川県西部地域において随一の規模を有する大学病院である。神奈川県の災害医療拠点病院として指定を受けている。
1990年代後半から付属病院の改革を実行し、2005年(平成17年)新病棟を竣工、翌年1月5日から新病棟での外来診療を開始した。(新病棟は、医学部設立30周年を機に新築された。また旧病棟は現在も一部を除き、医学部や中央事務部門などが残っている。)新病院での診療開始以降、併設されている高度救命救急センターの診療機能を活かし、ドクターヘリの運用や、同センターに設置されているMRI・CT・angioを一列に配置した世界初の術中画像診断システム「MRXO」に加え、画像検査センター等、院内にMRIを6台・CT5台・angio6台を設置、また2014年に内視鏡下手術用のda Vinci (医療ロボット)を導入する等、数多くの最先端医療機器を有する第3次医療機関として、特に重篤・急性期の患者の診療を中心に、高い病床稼働率と短い平均在院日数による超急性期病院として日本トップレベルの診療体制を構築している。 院内外にはレストラン、スターバックスコーヒー、簡易郵便局やコンビニエンスストア(ファミリーマート)が二ヶ所、書店、理容・美容室、クリーニング店、旅行代理店、三菱東京UFJ銀行とゆうちょ銀行のATM(現金自動預け払い機)が設置されている。
当病院には、全国で30施設が認定(2013年6月現在)されている高度救命救急センターがあり、三次救急医療施設として神奈川県内では湘南・県西・一部県央部から山梨県・静岡県の一部に係る広範囲の救急患者を受け入れている。当病院高度救命救急センターの救急車受入台数は年間7,000台以上であり、救急車の乗入回数と救命率は、ともに日本一であると報道されたことがある[2]。
高度救命救急センター内には「MRXO(Magnetic Resonance X-ray Operation suit)」という手術室にMRI/CT/angioが並列された世界初の術中画像診断システムが構築されている。これは手術中にMRIや脳血管撮影が可能であり、かつ、手術室はあらゆる手術に対応可能なシステムが配置されている。
日本水難救済会により運営されており、太平洋上で操業している船舶の中で急に傷病者が発生した場合、船舶からの要請で太平洋上へ海上保安庁や自衛隊と協力しながら救急医が出動救助するシステムである。船舶からのSOSは海上保安庁に入り、海上保安庁が各機関に要請する。現場海域までの距離が長い場合は、東海大学病院から医師、看護師が大和市・綾瀬市にある厚木基地まで向かい、海上自衛隊厚木基地から自衛隊の飛行艇で患者の収容に向かう。なお、2007年5月22日には社団法人日本水難救済会より日本水難救済会名誉総裁表彰「洋上救急功労賞」を受賞している。
ドクターヘリは近くに医療機関がないような地域からでも短時間で救命センターに救急患者を搬送することが可能であり、医療スタッフがヘリに搭乗して現場へ出動することは迅速な初期治療を可能とし救命率を向上につながる重要な戦略と考えられる。東海大学では平成11年から厚生省(当時)の試行的事業を行い、1年半の期間に485名の救急患者を搬送した。本試行的事業ではドクターヘリによって55名の患者が救命されたと考えられ、同じく試行的事業を担当した川崎医科大学の結果と合わせてドクターヘリの医学的有効性が証明された。
この結果をふまえ、平成13年より国の事業として正式にドクターヘリ事業は展開されるようになった。平成14年からは神奈川県の事業として再開し、東海大学ドクターヘリシステムは年間約300名、現在(平成23年3月)まで約3000名の患者を搬送している。主な出動地域は神奈川県西部・山梨県・静岡県である。ドクターヘリは消防本部からの要請を受けたのち出動の可否を判断し、東海大学病院敷地内のヘリポートから救急現場へ向けて飛び立つ。離陸まで5分前後、神奈川県内では出動要請から現場に到着するまで平均11分ほどである。医師が現場に到着したその瞬間から初期治療が始まるため、救急車で救命救急センターに患者を搬送するよりもずっと早いタイミングで初期治療が開始されることが救命率向上のもっとも大きな理由と考えられる。 ドクターヘリ事業予算は年間約1億8000万円ほどで、半分は国から、あとの半分は主に県が負担している。税金で行っている事業であるため、ヘリで搬送された患者が負担する費用は病院と同様治療費はかかるもののヘリ搬送のための特別な費用はかからない。機体の運用は朝日航洋。
当院では、総合相談室・入退院センター・医療連携室・ボランティア室を総合して「患者支援センター」(通称PFM:Patient Flow Management)を設置している。医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・事務職員が協同して、患者の受診から入院、退院後の生活まで安心した療養が受けられるようサポートしている。
北口からは神奈川中央交通愛甲石田駅行バス「東海大学病院」、南口からは終点「東海大学病院」どちらもバス停下車正面玄関からすぐ。
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