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1. 慢性膵炎の治療treatment of chronic pancreatitis [show details]
… those with idiopathic chronic pancreatitis may benefit the most . Treatment was unlikely to be successful in patients with large duct disease (mainly those with alcoholic pancreatitis). Despite the mixed …
2. 成人における慢性膵炎の臨床症状および診断clinical manifestations and diagnosis of chronic pancreatitis in adults [show details]
…Recurrent episodes of acute pancreatitis may lead to chronic pancreatitis over time. Chronic and acute pancreatitis can be distinguished by several features. Chronic pancreatitis may be asymptomatic over long periods …
3. 急性膵炎の病因etiology of acute pancreatitis [show details]
…debate about the presence of underlying chronic pancreatitis in patients presenting with acute alcoholic pancreatitis. It was initially thought that alcohol causes chronic pancreatitis, and that alcoholics who …
4. 成人における慢性膵炎の病因および発症機序etiology and pathogenesis of chronic pancreatitis in adults [show details]
…relapsing to chronic, with no clear-cut transition points. This topic will review the etiology and pathogenesis of chronic pancreatitis. The clinical manifestations, diagnosis, and management of chronic pancreatitis …
5. 遺伝性膵炎hereditary pancreatitis [show details]
…associated with chronic pancreatitis in adults, especially smokers . Two genes have been reported that are associated with chronic alcoholic pancreatitis and pediatric idiopathic chronic pancreatitis, respectively …

Japanese Journal

慢性アルコール性膵炎に続発した非外傷性脾破裂の1例

宮澤恒持,臼田昌広,鈴木洋,望月泉,佐熊勉
日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association 71(4), 1039-1042, 2010-04-25
NAID 10026342733

慢性アルコール性膵炎に続発した非外傷性脾破裂の１例

宮澤恒持,臼田昌広,鈴木洋,望月泉,佐熊勉
日本臨床外科学会雑誌 71(4), 1039-1042, 2010
症例は77歳の飲酒歴のある男性で，突然心窩部痛が出現し，脾破裂と診断され緊急手術を施行，脾臓の破裂と仮性嚢胞が確認された．脾臓摘出を施行し，組織学検査の結果，膵炎による脾動脈瘤の破裂の可能性が示唆された．術後，膵液瘻の治療に難渋したが軽快し外来にて経過観察中である．非外傷性の脾破裂はまれな疾患で，原因はアルコール性慢性膵炎，血液・代謝性疾患，感染症，悪性腫瘍などが知られている．アルコール性慢性膵炎 …
NAID 130004517578

膵性胸水をともないMRIにて内瘻が描出できた縦隔内膵仮性嚢胞の1例

田中恒夫,真次康弘,中原英樹,福田康彦
日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 105(1), 81-85, 2008-01-05
症例はアルコール多飲暦を有する53歳男性で，咳嗽と呼吸困難が強くなり入院となった．胸部X線写真にて左側に多量の胸水貯留を認め，CTにて膵体部から縦隔に達する膵嚢胞を認めた．MRIにて縦隔に向かう内瘻が明瞭に描出された．膵尾側切除と脾摘を施行し，術後経過は良好で膵炎や胸水の再発は認められていない．MRIは非侵襲性で縦隔内仮性膵嚢胞の診断に有用である.<br>
NAID 10021270247

「アルコール」

　　[★]

英: alcohol
関: エタノール

アルコールによる酩酊の分類

酩酊

普通酩酊
異常酩酊

もうろう型、てんかん型
せんもう型

アルコールの急性症状 (血中アルコール濃度)

0.5 mg/ml 以上で酒気帯び　→　道路交通法(0.5 mg/ml以上で運転能力の低下、1.5 mg/ml以下では著しい低下。1.5-2.0 mg/mlがもっとも危険。これ以上では運転できない)
血中アルコール濃度と酩酊の状態
0.0-0.5 mg/ml：：殆ど無症状か、わずかな熱覚、味覚や嗅覚の低下
0.5-1.0 mg/ml：弱度酩酊：顔面紅潮、抑制からの解放、陽気、多幸感、不安や緊張の緩和、反応時間の延長など
1.0-1.5 mg/ml：軽度酩酊：多弁、大胆、感覚の軽度麻痺、気分爽快、多弁など
1.5-2.5 mg/ml：中程度酩酊：眠気に襲われる、言語不明瞭、平衡感覚が鈍麻し、千鳥足になる、理解・判断力鈍麻など
2.5-3.5 mg/ml：強度酩酊：歩行困難、顔面蒼白、悪心、嘔吐、感覚麻痺、精神運動性興奮、言語不明瞭、諸反射の消失など
3.5-4.5 mg/ml：重度酩酊、泥酔：意識消失、筋力消失、呼吸困難、体温低下、昏睡状態
4.5- mg/ml：呼吸麻痺、心機能不全などで死亡する。

アルコールの慢性症状

アルコール中毒の患者において、脳神経でchromatosisが見られるが、ニューロンの脱落は末期まで見られない。小脳では虫部のニューロンが優先的に脱落する。大脳辺縁系の乳頭体に強い病変が見られる　→ ウェルニッケ・コルサコフ症候群と関連

アルコール依存症 alcohol dependence
アルコール精神病 alcohol psychosis

振戦譫妄
アルコール幻覚症
コルサコフ症候群
アルコール痴呆
アルコールてんかん

アルコールによる非精神症状

粘膜障害：腸壁障害により下痢

アルコールによる疾患

身体疾患：アルコール性肝疾患(脂肪肝)、膵炎(急性膵炎、慢性膵炎)、大腿骨頭壊死症、末梢神経障害
精神疾患：急性アルコール中毒、慢性アルコール中毒、アルコール依存症、アルコール精神病

(国試)100B077、095B075

アルコールの摂取と疾患

ホジキンリンパ腫：掻痒症を呈する患者もいるが、そのばあい飲酒をすると当該部位に痛みが出現する(APT.83)
急性膵炎：増悪

アルコールの胎児への影響

SUB.260

胎児性アルコール症候群：顔面奇形、精神身体発達遅滞、腎奇形・尿路奇形、心房中隔欠損、心室中隔欠損

アルコールの摂取量

21世紀における国民健康づくり運動の目標値では節度ある適度な飲酒とは1日平均純アルコールで20g程度としている。　→　ビール(5%) 400ml、日本酒(15%) 133.3ml
脳卒中治療ガイドライン2009ではクモ膜下出血の発症予防には過度の飲酒(1週間に150g以上)を避けることが推奨されている。