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Japanese Journal
- 臨床微生物学の今後の展開-新たなコンセプトとテクノロジーの発展- : 感染症遺伝子検査の最前線
- 林 俊典
- 日本臨床微生物学雑誌 = The journal of the Japanese Society for Clinical Microbiology 18(4), 74, 2008-12-25
- NAID 10024961067
- 検査技術 核酸レベル PCR以外の遺伝子増幅法 (遺伝子検査--診断とリスクファクター) -- (解析技術)
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- 1.感染症の検査(1) ここでは遺伝子検査のなかでも最も活躍している感染症の遺伝子検査 について説明します。 ヒトに悪影響を及ぼす微生物は数多く存在しますが、ヒトに悪影響を 及ぼす微生物を病原微生物と呼びます。
- 遺伝子増幅法とは 近年、身近に遺伝子検査が用いられているということは、皆さんご存知かと思います。 臨床検査分野においても、様々な遺伝子検査が取り入れられていますが、なぜ遺伝子検査が行われるのでしょうか。
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★リンクテーブル★
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- 英
- genetic test genetic testing
意義
現在ヒトゲノムは解析されて、数多くの疾患に寄与する遺伝子が発見されている。遺伝子を解析することで、患者がどのような病気になりやすく、どのような薬が効きやすいのかといったことがわかるようになってきた。これはより患者それぞれに沿った治療が行えるようになることを意味している。また、PCR法を用いれば、ごく少量のウイルスや細菌を発見することができる。
方法
ターゲットとなる遺伝子の配列のはじめとおわりの塩基配列をプライマーとして試料に加え、DNAポリメラーゼを加え、95℃10秒、55℃15秒、72℃20秒のサイクルを30回繰り返す。これにより目的の塩基配列のDNAが増幅される。
注意
PCR法は非常に感度がよいので、検体に検査者のつばなどがわずかに混入しただけでも、混入したものまで増幅してしまう可能性がある。したがってコンタミネーションには細心の注意を払わなければならない。
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- 英
- infectious disease
- 関
- 感染、定着、感染症法
- 病原体から引き起こされる疾患
- 感染が成立して、宿主に病気が発症した状態
- →宿主が病原体を追い出そうとしている状態
地域別の感染症
参考になるリンク
- http://www.forth.go.jp/tourist/worldinfo/index.html
- Centers for Disease Control and Prevention
- http://www.cdc.gov/
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- 英
- infection
- 関
- 定着、感染症、不顕性感染、顕性感染。サブクリニカル感染
- 細菌が宿主の体表面、体内や組織内に付着して増殖し、定着している状態。
- 感染の成立には微生物(定着能、増殖能、細胞内進入能、毒素産生能などを総合した病原性)と宿主(排除能、殺菌能などの生体防御機構)の力関係が崩れたときに生じる
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- 英
- heredity, inheritance
- 同
- 氏か育ちか
- 関
- 遺伝子、遺伝性疾患。遺伝形式
- 親のもつ遺伝情報が遺伝子によって子孫に伝達され、その作用によって形質が発現すること。
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- 関
- 検定、試験、視察、視診、調べる、調査、テスト、点検、検討、監査、診察