Japanese Journal
- 胃過形成性ポリープより発生した早期低分化腺癌の1例
- 今井 昭人,小山田 裕一,和田 誠,内藤 裕二,吉田 憲正,吉川 敏一
- 日本消化器内視鏡学会雑誌 47(5), 1096-1100, 2005
- … 症例は74歳女性.肺炎治療の入院中に食欲不振のため施行した上部消化管内視鏡検査で,胃体中部大彎に山田分類IV 型の隆起性病変を認めた.内視鏡的ポリペクトミーを施行した結果,過形成性ポリープより発生した低分化腺癌で深達度はmであった.胃過形成性ポリープから腺癌が発生する頻度は1.5~5%といわれており,そのほとんどは高分化腺癌である.低分化腺癌が発生するのは極めて稀であり,本邦において内視鏡的に切除 …
- NAID 130004090051
- 高升 正彦,布施 好信,児玉 正,瀧野 辰郎,川本 克久,辰巳 嘉英,時田 和彦,藤野 博也,古谷 慎一,辻 治秀,光藤 章二,福田 新一郎
- 日本消化器内視鏡学会雑誌 30(4), 785-787_1, 1988
- … 電子内視鏡(東芝一町田社製EES-50A,TGS-50D,TGI-50D)を用いて13例20病変の胃ポリペクトミーを施行した.対象症例は男性5例,女性8例,平均年齢65.2歳.対象病変の肉眼型は山田分類のII型(YII)6病変,YIII8病変,YIV6病変,組織型はadenocarcinoma2病変,adenoma(ATP)3病変,hyperplasticpolyp15病変であった.全例において合併症を認めず,安全にかつスムーズにポリペクトミーが施行でき,全病変が回収可能であった.通電中は画面に網目模様が現れるが特に支 …
- NAID 130004252544
- 胃隆起性病変に対する内視鏡的ポリペクトミー適応と生検術式選択に関する臨床的研究
- 高橋 正憲,大沢 仁,峯 徹哉,河原 弘規,長谷川 吉康,永井 孝三
- 日本消化器内視鏡学会雑誌 26(1), 25-36_1, 1984
- … あるか,不可能な隆起(おもに粘膜下腫瘍)に対してはいかなる高周波的アプローチが可能であるか検討した.成績はポリペクトミーの適応が上皮性,非上皮性を問わず形態学的特徴により決定しうることを示し,山田分類上基部径10mm以下のII型~IV型が相当した.ポリペクトミー適応外の隆起は1型と基部径10mm以上の隆起であり,高周波を用いた方法(本文記述)では満足すべき結果は得られなかった.特に1型は極めて悪く形状によ …
- NAID 130004251726
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- 除菌治療後6ヵ月の内視鏡検査で胃穹隆部に山田福富分類II型ポリープを認めた。生検上、 微小嚢胞を伴う胃底腺の過形成から成り、胃底腺ポリープの典型的な所見であった。穹隆部粘 膜の炎症所見はなく、胃潰瘍は治癒していた。胃粘膜
- 肉眼分類として 山田福富分類 が知られています。 これは、胃の内腔に突出した病変を肉眼的に見てⅠ型〜Ⅳ型の4形態に分類したもので,1965年に山田・福富らが初めて報告したためこの名前がつきました。 Ⅰ型 平滑隆起とも言い、明確な境界は見られず、滑らかな隆起が特徴です。
- 山田分類は,胃の内腔に突出した病変を肉眼的に4つの形態に分類したもので,1965年に山田らが初めて報告した. 腫瘍,非腫瘍および上皮性,非上皮性などの病態の区別なく,形態を純粋に4つに分類したものである(Fig. 1). 山田分類を内視鏡像に当てはめるとFig. 2~5のとおりになる.
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- 英
- taxonomy, classification