Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/01/15 10:24:21」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2010年5月) |
|
ウィキペディアは医学的助言を提供しません。免責事項もお読みください。 |
外傷性頸部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん、英: traumatic cervical syndrome, TCS)は、頸椎捻挫(けいついねんざ)ともいうが、一般には、むち打ち症(鞭打ち症、むちうち症)またはむち打ち損傷という俗称で呼ばれている。
目次
- 1 概要
- 2 器質的な障害
- 3 症状
- 4 治療
- 5 脚注
- 6 関連項目
|
概要
自動車事故による首部やその周辺の打ち身・捻挫・骨折・頭部外傷などをムチウチ症と通称名で呼ぶ事が多く、「外傷性頚部症候群」「頚部捻挫」として診断名がつけられる事が多い。自動車事故のほかに労働災害、スポーツ障害によって起こされる事が多い。また整体やカイロプラクティックなどでの不適切な施術による例も見られる。
「むち打ち症」という名前からは、拷問、刑罰、リンチなどによる、鞭で強くたたかれたときにできる外傷を連想するが、本来は「鞭振り症」とでもいうべきで、軀幹(胴体)の上にやや不安定な状態で乗っている重い頭部が、強い衝撃により、軀幹とは別の、鞭を振り回してしなったときのような、S字形の動きを強いられ、それによって、様々な症状が出現する疾患である。
また近年ムチウチ症によってもたらされる様々な症状が、脳脊髄液減少症という『髄液が慢性的に漏れることにより発生するもの』、あるいは脳に損傷を受けた為に身体の麻痺や高次脳機能障害を発症する軽度外傷性脳損傷によるものとの指摘がなされている。
器質的な障害
靭帯(じんたい)や関節包、筋肉などの障害のため、外見上あるいはX線診断における変化は見られないことが多い。画像では発見されにくいが、詳細な検査を経て軽度外傷性脳損傷と診断されるケースが多い[1]。
症状
いわゆる「ムチウチ損傷」では、事故にあったその日はほとんど症状が出ず、翌日あたりから様々な症状が出現することが数多く報告されている。また首筋、背中、肩のこりや痛み、耳鳴り・頭痛・めまい・吐き気・食欲不振などの不定愁訴などの様々な症状が患者側から訴えがある事はあるが、医学的には認められるものは少ない。
治療
レントゲンなどで異常が確認されない場合には、首部、腰部を牽引機器を用いての物理療法が行われる事が多いが、これにより症状が改善した例は皆無となっている[要出典]。 首・肩のこりや不定愁訴に対しては、鍼灸が著効を示すことがある。健康保険による鍼灸治療が認められている6つの疾病のうちの一つである。
軽傷でも完全に治癒することは難しく、または長期にわたって整形外科や接骨院などでの加療を要する。
脚注
- ^ 軽度外傷性脳損傷 “静かなる流行病”対策急げ | ニュース | 公明党
関連項目
- 脳脊髄液減少症
- 外傷性脳損傷
- 頚性神経筋症候群
- 寝違え
スポーツ障害 |
|
頭・脳の障害 |
脳挫傷 - 脳震盪 - パンチドランカー
|
|
首の障害 |
外傷性頸部症候群 - バーナー症候群
|
|
肩の障害 |
ベネット損傷 - SLAP損傷 - 野球肩(三角筋炎 - 腱板炎 - リトルリーガーズショルダー) - 水泳肩 - テニス肩 - ゴルフ肩 - バレーボール肩 - バドミントン肩 - 投擲肩
|
|
上腕の障害 |
上腕二頭筋長頭腱炎
|
|
肘の障害 |
離断性骨軟骨炎 - 野球肘 - テニス肘 - ゴルフ肘 - 水泳肘 - 岩登り肘 - バドミントン肘 - 卓球肘 - 投擲肘
|
|
前腕の障害 |
コーレス骨折 - ボウリング腕
|
|
手の障害 |
腱鞘炎(ド・ケルバン病) - キーンベック病
|
|
腰の障害 |
腰椎分離症 - 腰椎すべり症 - 椎間板ヘルニア - 梨状筋症候群 - 筋筋膜性腰痛 - 卓球腰 - サーフィン腰 - スノーボード腰 - サイクリング腰 - スキー腰
|
|
大腿の障害 |
大腿骨頭すべり症 - 筋断裂 - 肉離れ
|
|
膝の障害 |
離断性骨軟骨炎 - ランナー膝(オスグッド・シュラッター病 - 腸脛靭帯炎 - 棚障害 - 鵞足炎) - ジャンパー膝 - サッカー膝 - 平泳ぎ膝 - バレーボール膝 - バスケットボール膝 - テニス膝 - ジョギング膝 - ウォーキング膝 - サーフィン膝 - スノーボード膝 - 卓球膝 - スキー膝 - 膝蓋骨脱臼 - 半月板損傷 - 靭帯損傷(外側側副靭帯損傷 - 内側側副靭帯損傷 - 前十字靭帯損傷 - 後十字靭帯損傷) - 関節軟骨損傷
|
|
下腿の障害 |
シンスプリント - コンパートメント症候群 - アキレス腱炎(アキレス腱周囲炎 - アキレス腱滑液包炎) - アキレス腱断裂
|
|
足の障害 |
フットボール足 - サッカー足 - フットサル足 - サイクリング足 - スケート足 - テニス足 - 足底筋膜炎 - 踵骨骨端症 - 捻挫 - モートン病
|
|
その他の障害 |
疲労骨折 - 筋痙攣 - イップス - ハンガーノック
|
|
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
Related Links
- 外傷性頸部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん、英: traumatic cervical syndrome, TCS)は、頸椎捻挫(けいついねんざ)ともいうが、一般には、むち打ち症( 鞭打ち症、むちうち症)またはむち打ち損傷という俗称で呼ばれている。 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- cervical region、cervix、neck、cervical
- ラ
- collum
- 関
- 頸、頚、頸髄、頚髄、頸椎、頚椎、頚部、子宮頸部、子宮頚部、首
[★]
- 英
- injury、trauma、traumatic injury、traumatic
- 関
- 外傷性、傷害、傷害性、心的外傷、損傷、トラウマ、受傷、外傷性障害
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候