出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/01 13:48:25」(JST)
周産期母子医療センター(しゅうさんきぼしいりようセンター、英:Perinatal Medical Center)は周産期(出産の前後の時期という意味)を対象とした医療施設で、産科と新生児科の両方が組み合わされた施設。施設の状況により「総合周産期母子医療センター」「地域周産期母子医療センター」に別けられて認定されている。
周産期を対象とする医療センターは、都市部の大学病院などにはあったが、経営難等から満床が多く、地方では、県内に施設が無い地域もあり、1996年(平成8年)に国が支援する事業となった。
周産期センターは、通常受診している患者だけでなく、指定地域の産婦人科から新生児集中治療室(NICU)での処置が必要と判断された場合(ハイリスクを伴う出産時)や母体に危険がある場合に速やかに受け入れる。
また、治療中の新生児を転院搬送する場合は、「ドクターカー」を使用し搬送する。
周産期センターには以下の治療体制が整えられている。
母体胎児集中治療室 - 妊婦の集中治療室。PICU(周産期集中治療室)と呼ばれる場合もある。
新生児集中治療室 - 未熟児・新生児専用の集中治療室
周産期センターは、特殊な設備の規模によって、2つに分けられている。
MFICUを6床以上、NICUを9床以上を有すなど相当規模の母体・胎児集中治療管理室を含む産科病棟、及び新生児集中治療管理室を含む新生児病棟を備え、常時の母体及び新生児搬送受入体制を有して、合併症妊娠、重症妊娠中毒症、切迫早産、胎児異常等母体、又は児におけるリスクの高い妊娠に対する医療、及び高度な新生児医療等の周産期医療を行える医療施設。
総合周産期母子医療センターに近い設備や医療体制を持っているが基準を満たしていない施設が「地域」と呼ばれ、総合周産期母子医療センターを補助する施設である。
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