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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/07/27 17:53:02」(JST)
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口腔前庭(こうくうぜんてい、Vestibulum oris)とは、口腔内における前方部をさす。外方からは口唇とその後外側へのつづきである頰により境される。頰の深部には頰脂肪体がある。
口腔前庭は、内方からは上下両顎の歯槽突起を被っている粘膜及び歯列弓によって境され、全体として馬蹄形をなしており、歯列が完全な場合には口を閉じると、その後内方にある狭義の口腔からはっきりと分かれる。
口腔と頰は哺乳動物において初めて完全に発達し、従って口腔前庭も出来上がって乳の吸収が可能となる。
上下の両唇の縁で粘膜が皮膚に移行する部は特に赤くて、外面に露出している。これを赤唇縁(唇紅、Rubor labiorum)といい、その存在は人類の特徴である。
口唇内面の粘膜は歯槽突起前面に移る所には、人中線において縦走のヒダをつくる。これを上唇小帯 (Frenulum labii superioris) 及び下唇小帯 (Frenulum labii inferioris) という。また、歯槽突起を被う粘膜は厚く、かつ骨膜と密着する。これを歯肉 (Gingiva) という。
関連項目[編集]
- 歯//歯周組織/舌/口腔/咽頭/唾液
- 歯学/歯科/医学
- 齲蝕/歯周病/口腔乾燥症
- 免疫学/生化学(口腔生化学)/生理学(口腔生理学)/細菌学(口腔細菌学)/解剖学(口腔解剖学)
- 歯学部/医学部
- 歯科医師/医師/歯科衛生士/歯科技工士/言語聴覚士/専門医
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Japanese Journal
- 大堀 純一郎,黒野 祐一
- 頭頸部外科 = Journal of Japan Society for Head and Neck Surgery 20(2), 81-85, 2010-10-30
- … 治療では,頬骨上顎骨骨折に対する口腔前庭アプローチでは,十分な整復ができない症例があり,術中超音波検査による整復の確認は,手術の有効な補助となると考えられる。 …
- NAID 10029078737
- 口輪筋の筋力,持久力の強化に対する有効なトレーニング法について
- 大矢 和可,金子 知生,半田 薫,飯田 順一郎
- 日本顎口腔機能学会雑誌 15(2), 131-138, 2009-02-28
- … 酸素状態での筋力強化と有酸素状態での持久力向上による効果を検証することを目的とした.被験者として顎口腔機能に異常が認められず口唇閉鎖不全のない成人15人の男女を用いた.牽引用プレートを上下口腔前庭部に挿入し,万能試験機で牽引し1-RMを計測した.トレーニングの際には,被験者を1-RMの50%荷重5秒間の負荷・5秒間の安静を1回として20回(A群),1-RMの80%荷重5回(B群),1-RMの50%荷重5回(C群)の3群に分け,それぞれ14日後, …
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- 口腔前庭(こうくうぜんてい、Vestibulum oris)とは、口腔内における前方部をさす。外方からは口唇とその後外側へのつづきである頰により境される。頰の深部には頰脂肪体がある。 口腔前庭は、内方からは上下両顎の歯槽突起を被って ...
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- cavum oris, cavitas oris
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