Japanese Journal
- フローベール『ボヴァリー夫人』草稿にみる創造と記憶
- 沢崎 久木
- フランス語フランス文学研究 (83), 24-33, 2003-10-21
- … 想する一方で,絶えず過去の思い出を振り返っている.エンマばかりではなく,他の作中人物,シャルルやルオー爺さん,薬剤師オメーにいたるまで,しばしば懐古にふけるさまが描かれている.回想は,いわゆるボヴァリスムと対をなす,この小説に描かれている心理の重要な一面であり,また,小説内ですでに語られた事柄に繰り返し言及することで,事件に乏しいこの物語に重層性を与え,かつ作中人物の生きる世界の閉鎖性・単 …
- NAID 110001247864
- 中村光夫のボヴァリスム : その小林秀推論を中心にして
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