- 英
- furazolidone
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フラゾリドン
|
IUPAC命名法による物質名 |
IUPAC名
3-{[(5-nitro-2-furyl)methylene]amino}-1,3-oxazolidin-2-one
|
臨床データ |
投与方法 |
Oral-Local |
識別 |
CAS番号
(MeSH) |
67-45-8 |
ATCコード |
G01AX06 |
PubChem |
CID: 5323714 |
DrugBank |
DB00614 |
KEGG |
C07999 |
化学的データ |
化学式 |
C8H7N3O5 |
分子量 |
225.16 |
フラゾリドン(英: furazolidone)とは抗菌薬の一つ。Roberts LaboratoriesよりFuroxone 、グラクソ・スミスクラインよりDependal-Mの商品名で市販されている。
利用
フラゾリドンは細菌や原虫感染による下痢や腸炎の治療に使用される。
フラゾリドンは養殖業で使用される[1]。
原虫
フラゾリドンはジアルジア症(ランブル鞭毛虫を原因とする)にも使用されるが、第一選択薬ではない。[2]。
細菌
フラゾリドンは旅行者下痢、コレラ、サルモネラ症の治療にも使用される。
獣医薬としては、フラゾリドンはサケ科魚類のMyxobolus cerebralisによる感染症に対して効果がある。
ヘリコバクター・ピロリによる感染症の治療での使用が提案されている[3]。
作用機序
フラゾリドンの作用はDNAの架橋形成によるものであると考えられている[4]。
規制
フラゾリドンはアメリカ合衆国では現在使用されていない。
出典
- ^ Meng J, Mangat SS, Grudzinski IP, Law FC (1998). “Evidence of 14C-furazolidone metabolite binding to the hepatic DNA of trout”. Drug Metabol Drug Interact 14 (4): 209–19. PMID 10694929.
- ^ Petri WA (February 2005). “Treatment of Giardiasis”. Curr Treat Options Gastroenterol 8 (1): 13–17. PMID 15625030. http://www.treatment-options.com/1092-8472/8/13.
- ^ Machado RS, Silva MR, Viriato A (2008). “Furazolidone, tetracycline and omeprazole: a low-cost alternative for Helicobacter pylori eradication in children”. Jornal de pediatria 84 (2): 160–5. doi:doi:10.2223/JPED.1772. PMID 18372934. http://dx.doi.org/doi:10.2223/JPED.1772.
- ^ “DrugBank: Showing Furazolidone (DB00614)”. 2008年12月19日閲覧。
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Japanese Journal
- 抗菌剤フラゾリドンによるラット肝臓のCYP1A1誘導(毒性学)
- 佐々木 信夫,酒井 紀彰,池中 良徳 [他],神谷 知未,閔 姫源,坂本 健太郎,石塚 真由美,藤田 正一
- The journal of veterinary medical science 70(3), 223-226, 2008-03-25
- … フラゾリドン(ニトロフラン剤,FZ)はその変異原性と発疹性のため,先進諸国では食用動物に対する使用が禁止されているが,発展途上国並びに一部ヒトの医療分野における使用が報告されている.FZの連続投与は肝薬物代謝酵素活性に影響を与えることが報告されているが,FZ投与により誘導されるCYP分子種を特定した報告はない.我々はFZ(125mg/kg)を3日間連続経口投与したラット肝S-9を用い,Ames testを行ったところ,有意にエチジ …
- NAID 110006633666
- フラゾリドン連続投与のヘキソバルビタール及びゾキサゾラミンによる正向反射抑制持続時間に対する作用
- 佐々木 信夫
- 日本獣医学雑誌 56(4), 667-670, 1994-08-15
- … フラゾリドン(FZ)のヘキソバルビタールによる睡眠時間(HST)及びゾキサゾラミンによる麻痺時間(ZPT)に対する影響を, FZを1日当り50, 100, 200及び400mg/kg 4日間連続経口投与したラットの両薬物による正向反射消失時間を指標として検討した. …
- NAID 110003916077
- 豚から分離された Haemophilus pleuropneumoniae の薬剤感受性について
- 井上 玲,山本 孝史,平野 紀夫,村上 敏明
- 日本獸醫學雜誌 46(2), 175-180, 1984-04-01
- … このうち107株はペニシリン系薬剤 (ペニシリンG, アンピシリンおよびメシリナム), クロラムフェニコール, テトラサイクリン系薬剤 (オキシおよびクロルテトラサイクリン), リファムピシン, トリメトプリム, およびフラゾリドンに高度に感受性であり, セファレキシンとコリスチンにはそれに準ずる感受性を示した。 …
- NAID 110003917211
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- 文献 番号 情報の出所 (雑誌名等) 情報区分 情報の内容 試験項目試験結果(試験系、試験方法等) 104-1 著者:Gajewska, J. 他 雑誌名:Mutat. Res. 232 巻 号 191-197 頁 1990 年 安全性 有効性 配合意義 理化学的性質 残留性