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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/04/21 17:27:35」(JST)
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トロパコカイン(tropacocaine)とは、プソイドトロピンと安息香酸とが脱水縮合してできたエステル化合物である。
所在
トロパコカインの極限構造式。トロパン骨格を持っているのが判る。
トロパコカインは、天然に存在する化合物である。コカノキに含まれるアルカロイドの中で、トロパンアルカロイドに分類されるアルカロイドの1種として知られている [1] 。
出典
- ^ Identification and quantitation of alkaloids in coca tea
関連項目
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 「トロパコカイン」腰髄麻醉死ノ2例, 近畿婦誌, 18巻, 6號, 昭10年5月, 三河政雄
Related Links
- 鹽酸トロパコカインの滅菌竝に其變化に就て Ueber die Sterilisirung des Salzsauren Tropacocains und seiner Losung. 松南 千壽 Matsunami S. 陸軍二等薬劑正. この 論文を読む/探す. CiNii 論文PDF - オープンアクセス · CiNii Books - 大学図書館で ...
- 昭和7年(1932年)頃よりトロパコカインを脊髄液で溶解して使用する脊麻が行われ始め た。 1933年にはパントカイン脊麻が始め ... 静脈麻酔と併用されることもあったようで ある。 それでは,脊髄麻酔に使用されたというトロパコカイン・ヌペルカインとは何だろう ?
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- cocaine
- ラ
- cocainum
- 化
- 塩酸コカイン cocaine hydrochloride
- 関
- 薬物濫用、麻薬
- コカアルカロイド系製剤
概念
- 俗名"crack","freebase" (BBS.74)
- コカの葉に含まれるアルカロイド。精製するとコカインとなる。
- 濫用薬物としての分類はstimutans(see. 薬物濫用)
- 麻酔作用がある → エステル型の局所麻酔薬として使われる
構造
作用機序
薬理作用
動態
適応
注意
- MAO阻害薬を服用している場合、神経終末部のニューロン内でノルアドレナリン濃度の上昇を期待→コカインはノルアドレナリンのuptake1を抑制→MAO阻害薬の作用が減弱
麻薬としてのコカイン
- 種類:stimulants
- 症状:幻覚、性欲亢進、不眠。精神依存強
- 妊娠中の妊婦がコカインを使用すると、新生児にhyperactivityやgrowth retardationが見られる
- 虫が体を這うような幻触(tactile hallucination)が見られる("cocaine bugs")
- "crack", "freebase"は安価なコカインであり、喫煙により吸入する。精製したコカインは鼻孔から嗅いで吸引する。