- 英
- agmatine
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/04/20 23:28:54」(JST)
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アグマチン |
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識別情報 |
CAS登録番号 |
306-60-5 |
PubChem |
199 |
ChemSpider |
194 |
ChEMBL |
CHEMBL58343 |
|
- InChI=1S/C5H14N4/c6-3-1-2-4-9-5(7)8/h1-4,6H2,(H4,7,8,9)
Key: QYPPJABKJHAVHS-UHFFFAOYSA-N
InChI=1/C5H14N4/c6-3-1-2-4-9-5(7)8/h1-4,6H2,(H4,7,8,9)
Key: QYPPJABKJHAVHS-UHFFFAOYAX
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特性 |
化学式 |
C5H14N4 |
モル質量 |
130.19 g mol−1 |
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 |
アグマチン(agmatine)は、アルギニンの脱炭酸化生成物であり、ポリアミン生合成の中間体である。神経伝達物質であると推測されている。脳で生産され、シナプス小胞に貯蔵される。摂取によって蓄積され、膜の脱分極によって放出され、アグマチナーゼによって不活化される。アグマチンはα2-アドレナリン受容体とイミダゾリン結合部位に結合し、NMDA型グルタミン酸受容体やカチオンリガンド依存性イオンチャネルをブロックする。アグマチンは一酸化窒素合成酵素の働きを阻害する。また、ペプチドホルモンの放出を促進する作用も持つ。
目次
- 1 臨床的意義
- 2 歴史
- 3 脚注
- 4 参考文献
- 5 関連項目
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臨床的意義
アグマチンの外部からの投与によって、虚血や神経外傷の動物の神経防護作用の効果が高められる。
歴史
「アグマチン」という言葉は、1910年にニシン属の精子から初めて分離したドイツの科学者アルブレヒト・コッセルによって作られた[1]。
脚注
- ^ Kossel, Albrecht 1910. Über das Agmatin. Zeitschrift für Physiologische Chemie 66: 257-261
参考文献
- Jae-Hwan Kim, et al. Agmatine reduces infarct area in a mouse model of transient focal cerebral ischemia and protects cultured neurons from ischemia-like injury. Experimental Neurology. 189 (2004) 122– 130
- Sa-Hyun Kim. Regulation of subventricular zone stem cell proliferation and differentiation by agmatine. Graduate School, Yonsei University. (2006) article
- Central Sensitization: The endogenous NMDA antagonist and NOS inhibitor Agmatine inhibits spinal long term potentiation (G. Wilcox, A. Fiska, F. Haugan, F. Svendsen, L. Rygh, A. Tjolsen and K. Hole. American Pain Society. Published by Elsevier Science. 2004) [1]
関連項目
Japanese Journal
- かび毒産生調節機構の解明 : デオキシニバレノールの低減化に向けて
- きのこにおける2-フェニルエチルアミン(β-フェネチルアミン)の検出と分布 : きのこのポリアミン分析IV
- 浜名 康栄,林 秀謙,新津 勝 [他],江口 文陽
- 日本きのこ学会誌 : mushroom science and biotechnology 19(3), 125-131, 2011-10-31
- … 規に分析した33種を含む72種(子嚢菌門の3種,担子菌門69種)であった.芳香族アミンである2-フェニルエチルアミン(β-フェネチルアミン)がニクウチワタケ,カバイロツルタケ,オオヒメノカサ,フクロタケの4種に検出された.きのこにおける2-フェニルエチルアミンの存在に関する最初の報告である.Boletus属とAuricularia属でのホモスペルミジンとカナバルミンの分布と広範囲の属でのアグマチンやカダベリンの存在を追加確認した. …
- NAID 110009479697
- きのこの主ポリアミン成分としてのスペルミンとアグマチンの分布 : きのこのポリアミン分析III
- 浜名 康栄,林 秀謙,新津 勝 [他],江口 文陽
- 日本きのこ学会誌 : mushroom science and biotechnology 18(1), 17-22, 2010-04-30
- … テトラアミン類のスペルミンとグアニジノアミン類のアグマチンの分布に注目し,きのこの子実体105試料より酸抽出したポリアミン画分を高性能液体クロマトグラフィーおよびガスクロマトグラフィーにて分析した.きのこ種としては,新規23種を含む90種(子嚢菌門の3種,担子菌門87種)であった.食用きのこ20種(13属)においては,各々同種の野生自生品種と市販栽培品種のポリアミン構成はほぼ一致した.プトレスシンやスペル …
- NAID 110007704834
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